主婦が選ぶ！地震に強いハウスメーカー！５社を紹介の続編記事となります。
【最新版】地震に強いハウスメーカー２０社を徹底比較 ①に引き続き、各ハウスメーカーの耐震性能について、ご紹介致します。
目次
タマホーム 大安心の家 PREMIUM
出典：タマホーム株式会社
構造：木造軸組＋パネル工法
耐震等級：等級3（※プランや仕様によっては、耐震等級が変更になる場合があります。）
タマホームの地震対策は、耐震構造＋制震装置「大安心の家 PREMIUM」。
「大安心の家 PREMIUM」は、木造軸組在来工法をベースとし、構造用耐力面材を土台や柱、梁へ直接張り、地震や暴風といった外部からの力を建物全体へ分散させ、高い耐震性を確保ます。
また、「大安心の家 PREMIUM」では、ベタ基礎を採用し、基礎部分にかかる力を面で分散しています。
幾何原理と高純度アルミニウムにより高い制振性能を実現。
タマホームについては、次の記事で詳しくご紹介しています。
木下工務店 DUOフレーム工法
構造：木造軸組工法、2×4（ツーバイフォー）工法
耐震等級：HPに記載無し
木下工務店の地震対策は、制震装置「DUOフレーム工法」。
制震装置「DUOフレーム工法」は、まず、土台・梁間に設置した大きなダイヤモンド型ユニットで、建物全体の揺れを効率よく吸収します。
さらに、土台・梁とダイヤモンド型ユニットの接合部分に設置した制震ダンパーに組み込まれた特殊な制震材が、吸収した振動エネルギーにより伸縮し、集中して揺れをキャッチします。
制震材が制震効果を効率良く発揮するため、また制震材自体が破断するのを避けるため、DUOフレーム工法では、繰り返す揺れに何度でも対応できるスライドロック機構を採用。
また、ロックすることにより、大地震時には建物の変形を更に抑えることが出来ます。
木下工務店ついては、次の記事で詳しくご紹介しています。
クレバリーホーム プレミアム・ハイブリッド構法＋J-ECSS
構造：木造軸組＋パネル工法（プレミアム・ハイブリッド構法）
耐震等級：HPに記載無し
クレバリーホームの地震対策は、耐震構造「プレミアム・ハイブリッド構法」＋制震装置「J-ECSS（ジェイ・エックス）」。
耐震構造「プレミアム・ハイブリッド構法」は、一般的な在来工法の2～3倍の通し柱を構造上のポイントなるグリッド毎に配置し、1階部と2階部を一体化したSPG構造と、床・壁・天井の6面すべてを構造用耐力面材で構成し一体化させたモノコック構造を組み合わせた構法です。
さらに、接合金物「高精度HSS金物」や主要構造材にエンジニアリングウッドと呼ばれる構造用集成材を採用し、高い強度と安定した品質で耐震性を発揮します。
また、制震装置J-ECSS（ジェイ・エックス）は、特殊な粘弾性ダンパーを組み込んだ制震壁で揺れのエネルギーを吸収する仕組みとなっています。
粘弾性ダンパーが上下に変形し、揺れの衝撃を制御。
粘弾性ダンパーに摩擦を起こすことで揺れの衝撃を熱に変えて吸収し､空気中に放散します。
耐震住宅に制震壁を組み込むことで､建物の変形量が最大55％も低減し、揺れの衝撃をほぼ半減することができます。
クレバリーホームについては、次の記事で詳しくご紹介しています。
ユニバーサルホーム ハイパーフレーム構法＋MGEO-N63
構造：木造軸組工法（ハイパーフレーム構法）
耐震等級：HPに記載無し
ユニバーサルホームの地震対策は、耐震構造「ハイパーフレーム構法」＋制震装置「MGEO-N63」。
耐震構造「ハイパーフレーム構法」は、エンジニアリングウッド、金物工法、剛性床を複合的に活用し、強靭な躯体構造で優れた耐震性能を発揮する木造軸組み工法です。
また、制震装置「MGEO-N63」は、独自の変位拡大機構と、高減衰ゴムをセットした制震ダンパーを組み合わせた構造でできています。
変位拡大機構とは、建物にかかる地震の力をテコの原理で増幅することです。
それにより、地震の力が効果的に制震ダンパーに伝わり、建物全体の変形を抑える仕組みとなっています。
建物1階上部の振れ幅を、最大1/2に軽減できる強さを発揮します。
（※MGEO（エムジオ）はミサワホーム株式会社の登録商標です。
MGEO-N63はミサワホーム株式会社の登録商標であり、その技術を新築在来木造用に転用・開発された制震装置です。）
この他にも、地熱床システムなど、家全体で耐震性能を発揮します。
ユニバーサルホームについては、次の記事で詳しくご紹介しています。
三菱地所ホーム ツーバイネクスト構法＋M Recs（エムレックス）・PIANISSIMO（ピアニシモ）
構造：2×4工法（ツーバイネクスト構法）
耐震等級：等級3（※建築条件や計画により取得できない場合があります。）
三菱地所ホームの地震対策は、耐震構造「ツーバイネクスト構法」＋制震装置「M Recs（エムレックス）」。
そして、耐震構造「ツーバイネクスト構法」＋免震住宅「PIANISSIMO（ピアニシモ）」。
下の図がそれぞれをわかりやすく表しています。
出典：三菱地所ホーム株式会社
耐震構造「ツーバイネクスト構法」は、独自のダイアフラム6面体構造と高耐力壁「ハイプロテクトウォール」を外壁に標準採用し、耐震等級3を実現しています。
地震の揺れを最大で50％軽減する制震装置「エムレックス（M Recs）」は、図①左右のV型のアームから揺れの衝撃が減衰ダンパーに伝わり、図②高減衰ゴムを変形させます。
図③高減衰ゴムを変形させることで揺れの衝撃を熱に変えて吸収し､建物の揺れを抑えます。
免震システムをプラスした免震住宅「PIANISSIMO（ピアニシモ）」は、長周期地震動による横揺れ幅の大きい地震にもしっかり対応します。
三菱地所ホームについては、次の記事で詳しくご紹介しています。
大成建設ハウジング パルコン
構造：プレキャスト鉄筋コンクリート
耐震等級：HPに記載無し
大成建設ハウジングの地震対策は、「鉄筋コンクリートの家パルコンの壁式構造」。
地震に強いコンクリート住宅パルコンは、コンクリートの床･壁･屋根の面全体で地震の揺れを分散・吸収。
その結果、建物の変形（ゆがみ）や揺れを最小限に抑えます。
また、大成建設ハウジングでは、地盤調査･敷地調査にもとづき、個々の地盤状況や立地条件及び建物計画に合わせて、ふさわしい地盤対策並びに基礎形状を決定していきます。
入念な地盤調査で決める基礎構造、強固な接合技術により、耐震性能の高いコンクリート住宅が実現します。
大成建設ハウジングでは、「地震による揺れを最小限に抑える構造体は、優れた耐震性能によって免震工法・制震工法を必要としません。」と考えています。
大成建設ハウジングについては、次の記事で詳しくご紹介しています。
サンヨーホームズ ハイブリッド耐震システム
出典：サンヨーホームズ株式会社
構造：軽量鉄骨（GSフレームシステム）
耐震等級：等級2以上（長期優良住宅に対応）
サンヨーホームズの地震対策は、耐震構造「GSフレームシステム」＋制震装置「サンダブルエックス ダイナミックダンパー」で構成されるハイブリッド耐震システム。
ハイブリッド耐震システムは、住まい自体の損傷を防ぎ、危険な家具の転倒を抑制。
地震の揺れを最大約50％軽減します。
サンヨーホームズ独自の構造体「GSフレームシステム」は、左右対称の角パイプ柱、大型サイズの梁、鋼製の耐力パネルを交差させた筋かい（ブレース）といった3つ構成で、横揺れに威力を発揮します。
サンヨーホームズ独自の技術によって新開発された制震ダンパー「サンダブルエックス ダイナミックダンパー」は、高減衰ゴムが地震エネルギーを吸収します。
耐震構造に加え、1階間仕切り壁の各方向タテ・ヨコに各1箇所、合計2箇所に制震ダンパーを設置することで、地震の揺れを最大約50％軽減。
高減衰ゴムの「速度依存性」という特徴で、地震が強いほど大きな効果を発揮します。
サンヨーホームズについては、次の記事で詳しくご紹介しています。
東急ホームズ 2×6パワーフレーム工法
出典：株式会社東急ホームズ
構造：2×6工法（2×6パワーフレーム工法）
耐震等級：等級2以上（※ミルクリークは、標準仕様で長期優良住宅に対応）
東急ホームズの地震対策は、耐震構造「6面体ボックス構造」＋制震装置「ハイパーダンパーユニット」をプラスした「2×6パワーフレーム工法」。
強度の優れた2×6材「2×6パワースタッド」、構造用合板、フィート・インチ・モジュール（408mm間隔）を採用した6面体ボックス構造は、地震や台風など外部からの力を面全体でバランスよく吸収・分散し、揺れや衝撃に対して抜群の強度を発揮します。
さらに、「ハイパーダンパーユニット」を住宅の内壁部分の数ヶ所に設置することで、建物の揺れを 最大70％低減させます。
東急ホームズについては、次の記事で詳しくご紹介しています。
無印良品の家 SE構法
構造：SE構法（木骨ラーメン構造）
耐震等級：等級3
無印良品の地震対策は、耐震構法「SE構法」。
SE構法は、鉄骨造りのビル等のように、柱と梁で建物を支える「ラーメン構造」が特徴です。
一般の木造建築と異なり、部屋を仕切る壁で建物を支える必要がないため、壁の無い一室大空間をつくることが可能です。
SE構法は、鉄骨造や鉄筋コンクリート造と同様に、数値に裏付けられた構造計算を行っています。
出典：株式会社エヌ・シー・エヌ
SE構法については、次の記事で詳しくご紹介しています。
無印良品の家については、次の記事で詳しくご紹介しています。
ヤマダホームズ S×L構法
出典：株式会社ヤマダホームズ
構造：木質パネル工法（S×L構法）
耐震等級：等級3
ヤマダホームズの地震対策は、耐震構造「S×L構法」。
「S×L構法」は、木質接着パネルを使った強固な六面体構造。
面全体で地震や台風など、外部からの強い力を分散し、水平・垂直方向の力やねじれにも強さを発揮します。
地震や台風など、強い力がかかった場合に最も影響を受けやすい構造部材の接合部に、独自開発のジョイント金物を採用。
基礎・土台・建物を強固に一体化させ、耐震性を発揮します。
ヤマダホームズについては、次の記事で詳しくご紹介しています。
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千葉菜美
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