大成建設といえば、大きなビルや公共施設など、
とにかくどデカイいものを作る大手ゼネコン!
というイメージが一般的な気がしますが、
なんと戸建のお家も作っているんだそうです。
というわけで今回は、
「大成建設ハウジングの評判と特徴」について、ご紹介します!
「大成建設ハウジング」のタイプ、概要と特徴
タイプ
・プレハブ(RC)
・坪単価 60~80万円/坪
概要
社名:大成建設ハウジング株式会社
本社所在地:東京都新宿区西新宿 3-7-1 新宿パークタワー 19階
資本金:1億円(大成建設株式会社 100%出資)
設立年月日:1997年(平成9年)11月19日
特徴
国内有数の大手ゼネコンである大成建設の住宅部門が
独立したかたちで誕生したハウスメーカー。
最大の特徴は、コンクリート住宅を販売するメーカーであること。
プレキャストコンクリート住宅を、「パルコン」というブランド名で展開している。
(数年前まで「パルウッド」という2×4住宅も扱っていたが、現在は「パルコン」一本で勝負している。)
コンクリートパネルを工場で生産・管理することで、
高クオリティをそのまま全ての住宅に提供出来るという点をはじめとして、
全体的には「地震・火・風雨・重さ・劣化に強い」という、
建物の頑丈さを強く打ち出している。
東日本大震災の津波にも流されなかった住宅
なお、「重さに強い」ということで屋上利用を標準化しており、
なかなか庭を確保しづらい都市部の人たちにとっては、魅力の一つとなっている。
屋上にビオトープも可能!
換気システムは第一種換気で、
「タルカス-M」という独自のエアサイクル換気システムを持っている。
断熱気密性
Q値:不明
Ua値:不明
C値:不明
壁は内断熱、屋根は外断熱で、それぞれ断熱・気密対策が施されているようです。
内断熱に用いる断熱材は、炎をあてても炭化して燃え広がらないという性質をもつフェノールフォームを採用。熱伝導率は0.02W/m・Kであり、一般の押出法ポリスチレンフォームより約40%、硬質ウレタンフォームより約20%も断熱性能が上回る高性能断熱材です。
屋根面に敷設する断熱ブロックの断熱材は、耐圧性・耐水性及び耐久性に優れた押出法ポリスチレンフォームを採用。
熱伝導率は0.024W/m・Kであり、同質の一般的な材料に比べて約15%も断熱性能が上回る高性能断熱材です。
(「大成建設ハウジング」HP)
「大成建設ハウジング」のランキング
オリコン日本顧客満足度ランキング2016【ハウスメーカー(注文住宅)部門】
該当なし
ハウスメーカー比較ランキング【売上ランキング】
大成建設ハウジングの売上げは約300億円で第22位。
「大成建設」の看板の大きさにはやや釣り合わない順位ですが、
まあ、母体の本業は戸建て住宅ではないですもんね。
ただそもそもコンクリート住宅の単価の高さゆえの販売不調、というところもあるようなんですが、
そんななかコンクリート住宅一本に絞った大成建設ハウジングさんの大勝負。
今後の動向が、ちょっと気になります。
商品説明
パルコン スイッチ
都市の街並みにふさわしいデザインを追求し、たどりついたのが、コンクリートの美しさそのものを活かしたファサードでした。
シンプルでダイナミックな「打放しデザイン」の壁面を主役に、大型の6段サッシ、木目調手摺パネルなど、異素材が絶妙なコラボレーションをみせるデザインです。
ザ・コンクリートの家、という感じですね。
パルコン ライズ
1階にビルトインガレージ、2階に広々としたバルコニー、3階には明るいサンルーム。
限られた都市の敷地を効果的に活用しながら、快適な住居性を確保するために、魅力あふれる空間を立体的に積み上げたファサードデザインです。
こちらは、打放しではないタイプの外観。
でもコンクリートを選ぶ人はあの打放し感が好きなんじゃないかと思うんですが、
どうなんでしょう。
パルコン フルール
花やハーブが薫る南仏プロヴァンス地方に建つ家のように、鏝(コテ)仕上げの漆喰風外壁とテラコッタ調の洋風瓦が優しく調和する地震に強いコンクリート住宅「パルコン フルール」。
欄干装飾や窓廻りのモールディングをアクセントに、上質でお洒落な外観に仕上げました。
シンプルモダンな外観だけかと思っていたら、
こんなテイストもあるんですね。
パルコン ユアスタイル
地震に強いコンクリート住宅「パルコン」がもっとリーズナブルに、間取りはもっとシンプルに、自分らしいライフスタイルにアレンジできる家づくり。
広さや間取りは豊富に用意されたプランバリエーションから選択、建物や室内のイメージはデザインガイドから選択して、ライフスタイル合わせた家づくりを実現します。
基本的にコンクリート住宅というのは高価格帯商品だそうなので、
コンクリートの家に憧れてはいるけど高くて…(泣)
という人には有り難い商品かもしれません。
クチコミ
良いクチコミ
当然、基礎からダメになってしまう地震などが起こればどうにもなりませんが、それでもやはり日本ではまだ大体が木造住宅ですから、頑丈さは魅力でした。
悪いクチコミ
専門家の評価
プレキャスト版は、契約後の確認申請の提出時でないと製作に入らないんです。
だから、契約先行型。
プレキャスト版の製作寸法に左右されるため設計の自由度は高くないし、つくってからしか建てられないので、着工まではかなりの時間が必要です。
また、プレキャスト版の搬入や建て込みには敷地条件と道路条件が大きく関わってくるので、条件が悪いと営業段階で断りを入れてくることがあります。
要望に対して営業は「はい」と聞いてしまいますが、私が見た例では、配水管の位置の間違いとか、ミスが多いですね。
このメーカーと契約するときにはプレキャスト版の制作前に間取りをきちんと決めないと、あとで変更ができないので、ミスが起こります。
(市村 博・著「絶対に後悔しないハウスメーカー選び」より)
アキラ先生の総評
・コンクリート打ち放しのデザイン性
・防音性が高い
・熱容量が大きい
・気密性が高い
・津波に強い
・地震に強い
・屋上を活用出来る
などのメリットがあります。
ですが、この中で鉄筋コンクリート造ならではの特徴は、
・コンクリート打ち放しのデザイン性
・防音性が高い
・熱容量が大きい
だけです。
津波は、ヘーベルハウスなどの重量鉄骨造も強かったですし、屋上活用は木造でも可能です。
ここで、大成パルコンで微妙だと思うのが、
・熱容量が大きい
という点。
熱容量とは、素材が熱をため込める容量のことです。
都会のヒートアイランド現象は、コンクリートが昼間の間に溜め込んだ熱を、夜に放出するため熱帯夜になったりします。
室内の場合は、コンクリートが室温と近くなるため、温度変化が少なくなる、という利点があります。
ただ、大成パルコンが採用しているのは、内断熱。外壁の室内側は、熱容量の大きいコンクリートではなく、断熱材です。
もちろん、内壁や床など室内に面するコンクリートもあるのですが、30〜40坪くらいの住宅の場合は、外壁面の割合が大きいので、そこまで期待出来ません。
断熱性能も木造の方が取りやすいので、鉄筋コンクリートや打ち放しが好きならともかく、
防音に拘らないなら、性能だけでパルコンを選ぶ理由はないように思います。
以上、「大成建設ハウジングの評判と特徴」についてお届けしました。
コンクリートの住宅に関しては、
その人の好みや生活スタイルによってハッキリと評価が分かれるところとなりそうですが、
ただやっぱり間違いなく丈夫ではあるようで、
あの巨大津波でも流されなかったパルコンの家などを見ると、
おぉぉ~~!と、感動しました。
家づくりにおいての最優先事項は「防災」だ!という方は、
ぜひぜひ検討してみて頂けたらと思いマス。
では、また~~♪
※ハウスメーカー選びは、相見積が基本です。
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mashuko
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