ここまで色々なハウスメーカーについて調べてきたなかで、
「安かろう、悪かろう」の代名詞のようにその名が登場するのを、
度々目にしたタマホームさん。
大変不名誉な代名詞ですが、、
でも名前はこれだけ有名で建築中物件もちょいちょい見かけるので、選ぶ人が多いのも確か。
実際はどんなメーカーさんなのでしょう?
というわけで今回は、「タマホームの評判と特徴」について、ご紹介します!
「タマホーム」のタイプ、概要と特徴
タイプ
・木造軸組み
・坪単価 40~50万円/坪
概要
社名:タマホーム株式会社
本社所在地:東京都港区高輪3丁目22番9号 タマホーム本社ビル
資本金:43億1,014万円
設立年月日:平成10年6月3日
特徴
ローコストメーカーの先駆けであり代表格ともいえる、ハウスメーカー。
HPを見る限り現在では坪単価の安さを前面に出すPRはしていないが、
当初は坪単価25.8万円という衝撃の価格をひっさげ、全国に展開してきた。
現在は総額表示をする傾向にある
ただ、その安さのわりに家の造りや仕様が低いわけでは決してないのも特徴のひとつ。
メーカーとしては、下請けに出さず施工までを自社でおこなう点、
また、建築資材である木材を決まった森林組合や林業者、製材工場から仕入れる
「タマストラクチャー」(グッドデザイン賞受賞)というシステム等によりコストカットを実現していると謳うが、
実際はそこに加えて営業費用の大幅カット(打合せ回数が少ない、プラン作成や見積もりも全て営業が行う等)
が要因であることもよく指摘される。
断熱気密性
Q値:2.7程度(「住宅の情報ナビ」)
Ua値:不明
C値:5.0以上(「住宅の情報ナビ」)
断熱材:【壁・天井】グラスウール、【床】ポリスチレンフォーム
■断熱等性能基準
国が定めた「断熱等性能等級4(最高等級)」を満たし、1年を通じて快適で健康的な、環境にやさしい住空間を実現します。
住宅性能表示制度の断熱等性能等級【等級4】。※プランや方位によっては断熱等性能等級が変更になる場合があります
(「タマホーム」HP より)
「タマホーム」のランキング
オリコン日本顧客満足度ランキング2016【ハウスメーカー(注文住宅)部門】
総合順位のみならず、細かいカテゴリー別に見ても10位以内に入る項目はほとんど見られませんでした。
入っているのは、「コストの妥当性」で7位。
「コスト」に限れば圧倒的にトップとなりそうですが、「妥当性」という部分でランクダウンするのでしょうか…。
もうひとつは、「九州・沖縄エリア」で2位。
タマホームは福岡発祥のメーカーなので、お膝元効果もあるのでしょう。
また、平成22年には「タマホーム沖縄」をグループ会社として作っているので、その効果もあるのかもしれません。
商品説明
大安心の家
タマホームの主力商品。
オール電化を標準装備。
長期優良住宅対応にも標準で対応している。
木麗な家
「さらに低価格を実現」した商品。
こちらもオール電化住宅で、基礎や構造は他シリーズと同等。
長期優良住宅には対応していない。
グリーンエコの家
都市部で喜ばれそうな、屋上緑化タイプの住宅。
長期優良住宅対応。
クチコミ
良いクチコミ
悪いクチコミ
専門家の評価
・タマホームの標準仕様は、各部を見ても、価格同等もしくは、それ以上の商品が集められています。
たとえば、基礎の鉄筋間隔や太さが一般的な仕様よりも一ランク上の仕様が採用されていますし、換気システムでも、セントラルの熱交換型換気システムが採用されています。
タマホームの販売方法は、価格とそれに見合った仕様を手に入れたい方にとっては、非常に魅力的でしょう。
ただ、家の中にこだわりを入れて、標準以外の商品を入れようと思うとびっくりするくらい高くなっていきますので、ご注意を。
・現在、販売地域の拡大や着工している棟数が落ち着いてきたこともあり以前ほどは問題となっていないようですが、現場管理がしっかりと構築されていない面を指摘する意見も多く、あまり良くない評判をよく耳にします。
現場は、施工者の技量や良識によって善し悪しが左右されます。
タマホームの使っている建材などは、一流メーカーのものですので、特に見劣りすることはないと思いますが、せっかくいいものを入れたとしても現場がずさんでは元も子もありません。
タマホームに限らずですが、まかせっきりにはせず、ある程度知識を付けて、現場に行ってチェックするようにしてください。
(「住宅の評判ナビ」より)
アキラ先生の総評
最近、タマホームさんで検討している方のコンサルを行ったのですが、
タマホーム打ち合わせをすっぽかし、また土地に関してチームぐるみでウソをついていることがわかり、、、
ということがあって、契約解除になった、というお話しを聞きました。
まあ、ちゃんとした人も多いと思うのですが、そういう話を聞いてしまうと印象悪いですよね。
有名なメーカーであれ、町場の工務店であれ、結局は営業担当者や設計担当者、工事担当者がまともな方でないと、
良い家は建ちません。
特に、タマホームのようなローコストメーカーは、一棟あたりにタマホームがかけれる時間が、
ぐっと少なくなってしまいます。
(それによって、人件費を削減しています)
そのため、施主がしっかり考え、検討し、現場もチェックするなどをしないと、
納得する家は建たないかもしれません。
これから建てる施主の方は、頑張りましょうね。
以上、「タマホームの評判と特徴」についてお届けしました。
実際に調べてみて、思ったよりもいいモノを使っているんだな~というのは良い発見でした。
が、私としては設計担当者が打合せにいない家づくりというのがどうにも物足りなさしか感じられず…。
でも、「価格」は家を買うにあたって現実問題とっても大きな要素ですもんね。
ニーズは確実にあるんだろうと感じた、タマホーム調査でした!
さて、次回は「桧家住宅」について、ご紹介しますね。
では、また~~。
mashuko
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