
02.042017
この記事は5分で読めます
さて、ハウスメーカー比較記事もだいぶ回を重ね、
だんだんと耳馴染みのないメーカーさんゾーンに入ってまいります。
というわけで、今回ご紹介するのは「NCN」さん。
失礼ながら正直ぜんっぜん存じ上げないのですが…、
いったいどんなハウスメーカーなのでしょうか?
さっそく、チェックしてみましょー!
・木造軸組み
・坪単価 各代理店の通常坪単価+5~10万円
社名:株式会社エヌ・シー・エヌ
本社所在地:東京都港区港南1-7-18 DBC品川東急ビル
資本金:1億3,727万円
設立年月日:1996年12月11日
阪神淡路大震災の悲劇を繰り返さないというコンセプトから開発された
「耐震構法 SE構法」の家を、代理店方式で販売するハウスメーカー。
現状日本では義務付けられていない2階建て木造住宅の構造計算をすべての住宅で実施、
つまり、とにかく地震に強い家を作る、というところが最大の特徴。
実際の中越地震・東日本大震災・熊本地震においても、全4,574棟に構造的被害はなかったという。
また、構造(木造ラーメン構造)上、在来工法より大きなスパンや開口を設けることが可能なため、
プランの自由度は高く、木造でありながら大空間も作ることができる。
他にも「(指定された)集成材を使用すること」や、接合部分等に使う独自の「SE金物」など、
全住宅の共通条件はあるが、施工段階はすべて代理店に任されるため、
施主の満足度は代理店に左右されるところが大きくなる。
なお、価格も代理店が独自に設定する。
Q値:不明
Ua値:不明
C値:不明
省エネ性能に関してNCNのホームページに記載されているのは、
「外皮計算及び一次エネルギー消費量計算による省エネ基準を満たし、さらにSOWEデザインによる快適設計を実現します。」
という一文のみ。
SE構法を採用している工務店のHPを見ると断熱方法も様々なので、
断熱気密レベルは代理店によると思われます。
該当なし。
該当なし。
重量木骨の家とは、重量木骨プレミアムパートナーが耐震構法SE構法を利用して建築する資産価値の高い家の総称です。
重量木骨の家は、地域の気候や環境を熟知した地域密着の工務店・住宅会社に設計・施工を依頼するメリットと、
第三者機関による現場検査、完成保証、長期優良住宅認定等ハウスメーカーに遜色ない性能・品質・保証を併せ持つ家です。
(「NCN」HP)
上記のように、NCNには独自の商品バリエーションは無く、
NCNの技術で作られるすべての家を「重量木骨の家」と総称しています。
※設計やデザインも代理店次第だとは思いますが、ホームページにはお洒落な施工事例がたくさん載っています。
価格の設定は代理店に任されるが、他のメーカーと比べると下請けの工務店からの見積価格が高くなるようで、競合した場合に価格で負けることがあるようだ。
すべての家に対して構造計算を実施し、性能保証も付与しているので、構造の強さを気に入って検討する顧客が多いようである。
設計は工務店により対応の程度に差が出るので、この点は慎重に検討すべきだろう。
こうしたフランチャイズ展開のメーカー共通の問題である、代理店ごとに違う仕事の質をチェックしなければならない。
代理店の数も相当あるので、検討する際に他の代理店にも声をかけ、設計提案力や見積価格の比較を行うのも面白いだろう。
もっともその場合には、両者には内密に進めないといけないが。
(市村 博・著「ハウスメーカーで「後悔しない家を建てる」技術」より)
NCNは、ハウスメーカーというカテゴリーで話して良いか微妙ですが、、、
SE構法は木造住宅の設計者であれば、聞いたことがあると思います。耐震壁のない、開放的な空間が作れるので、一度は採用したいなー、と思いつつ、会社が代理店になる必要がある、というハードルが高く、今だに使ったことがありません。
SE構法の使える会社は、NCNのサイトから地域ごとに検索出来るので、そこから、良い工務店を選ぶのが良いかと思います。
シンプルで開放的な空間に憧れがある場合にはおすすめですね。
以上、「NCNの評判と特徴」についてお届けしました。
なんというか、ハウスメーカーというにはちょっと違う印象…でしたね!
しかし、「耐震」というのは地震大国日本に住む我々にとって、無視は出来ない大事なポイント。
代理店は各地にたくさんあるそうなので、気になる方は一度お話を聞いてみてもいいかもしれません。
さて、次回は「マツミハウジング」についてご紹介しますね!
では、また~~♪
※ハウスメーカー選びは、相見積が基本です。
こちらのサイトから申し込めば、大手ハウスメーカー数社から、間取りプランや資金計画書を無料で作成してもらえます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
Copyright © ハウスメーカーと建材の特徴を徹底比較