家づくりの要素のなかで、
個人的には一番よく分からない(言っちゃった!)「換気システム」。
でも、全体的に気密性が高まっている最近の住宅では、
結構重要なポイントなんですよね。
というわけで、よくわからないながらもちょっと頑張って、
良さげな換気システムを持っているハウスメーカーについて、調べてみました!
換気システムの基本マメ知識
メーカーを紹介するまえに、まず換気システムについての基本情報を…。
換気システムには3つの種類がありまして、その分類は以下の通りです。
【第1種換気】給気、排気を、すべて機械で行う
【第2種換気】給気が機械で、排気は自然の力を利用する
【第3種換気】排気が機械で、給気は自然の力を利用する
近年大手ハウスメーカーでは第1種を採用するところが多く、
またそのほとんどが熱交換型であるため、
換気することで室温が変わってしまうことなく、
室内の空気を入れ替えることが出来ます。
一条工務店
「家は性能」だという一条工務店さんは、やはり換気システムでも頑張っています。
採用しているのは、セントラル熱交換換気システム「ロスガード90」。
世界トップレベルだそうですよ。
熱交換率が90%以上ということで、寒い冬でも換気による外気温の影響をほとんど受けず、
暖房費を削減できます。
また、高性能フィルターで花粉を98%カットしてくれるそうです。
なお、第一種換気の場合メンテナンスの難しさが問題とされることが多いですが、
ロスガード90のメンテナンスは簡単。
こんな感じで、フィルターを交換すればいいだけのようで、天井裏のダクトメンテナンスは不要なんだそうです。
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パナホーム
パナホームの換気システムは、第二種換気システム。
且つ、外気を直接導入するのではなく、
床下の空気を取り入れるシステムを採用しています。
「エコナビ搭載換気システムHEPA+(プラス)」
一年を通して温度差の少ない地熱を活用することで、
快適性・省エネ性の向上を図っているということです。
また、もともと外気より綺麗だとされる床下の空気を
「HEPAフィルター」に通すことで更に浄化。
ちなみにHEPAフィルターを住宅に採用するのは業界初で、
このフィルターは0.3µmまでの粒子を99.97%除去…、
と言われてもあんまりピンときませんが、、
要は花粉はもちろんPM2.5やPM0.5もブロック出来るよってことみたいです。
ところで床下の空気を綺麗というけど私のイメージではなんかジメっとしてそうなんですけど…、
と思っていたら、防湿シートで地表からの湿気は98%カットしてるそうです。
ならよかった…。
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積水ハウス
積水ハウスは、空気環境配慮仕様「エアキス」という仕様を打ち出しているのですが、
これは建材などを考慮することで有害物質を出さない、
プラス、効果的な換気をすることで室内の空気環境を良いものにする、
という意味合いのもので、採用する換気システムによって3つのグレードが用意されています。
その3つとは簡単にいえば、第三種・第一種(熱交換型)・全館空調(第一種)。
第一種換気の「アメニティー換気システムII」の熱交換率は75%で十分なレベル。
ではありますが、居室ごとの温度差があるとその交換率は下がってしまうため、
全館空調システムとのセット、「エアシーズン」を採用したほうが快適さはアップしそうです。
冷暖房だけでなく、加湿・除湿まで出来るというのが、魅力的ですね。
ちなみに、標準仕様は第三種換気「ハイブリッド換気システムIV」となります。
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セキスイハイム
セキスイハイムさんも、第一種換気システムを採用。
熱交換率は約80%と高い数値を掲げています。
また、フィルターの精度向上にも力を入れているようで、
こう見るとパナホームのHEPAフィルターよりは若干劣る気がしますが、
まあ、十分ですよね…。
浮遊粉塵量でみると、空気質は日本アルプス付近と同程度だそうですよ!
また全館空調「快適エアリー」も好評で、こちらも除湿が出来るそうです。
エアコンの風に当たるのが嫌いな私としては、
吹き出し口と吸い込み口が床にあるのが良いな~と思いました。
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東急ホームズ
東急ホームズの換気システムも第一種換気なのですが、
全熱交換型か顕熱交換型を選べるのが特徴的です。
どう違うのか、私では詳しいところが分かりませんが…(汗)、
有名どころのハウスメーカーについて調べたなかでは東急ホームズさんでしか見なかったので、
これを探してたー!という需要がもしかしてあるかな、と…。
(こんなレベルですみません~っ。)
HP記載の説明は以下の通りです。
●全熱交換型換気ユニットの特徴
熱交換の際、湿気も同時に交換するため、顕熱交換型に比べて、1年を通じて室内の湿度環境が安定していることが特徴です。
※トイレや浴室等、臭気が発生する場所には別途局所換気を設置する必要があります。
●顕熱交換型換気ユニットの特徴
換気時に湿気(湿気中に含まれる臭気)を交換しないで、家全体の換気を1台でできます。臭気が発生する場所には排気口を設置しますので、局所換気が不要となります。
どちらのタイプでも熱交換率は70%以上、
また省エネでは業界NO.1だそうです。
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以上、換気システムが優秀なハウスメーカーを5社、紹介してみました!
高気密高断熱な家に、優秀な換気システム、
双方を備えていれば、エコに、超綺麗な空気のなか、生活が出来るんですね…。
と、ちょっと他人ごとっぽいのは、
自分が窓を開けまくるタイプの人間だから。
なので今の私に高機能換気はブタに真珠なんですが、
アルプス級の空気環境と言われるとさすがに、魅力を感じてしまいました。笑
換気システムも各社様々、皆さまもぜひ色々と検討してみてくださいね!
では、また~~。
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