さて、ハウスメーカー比較シリーズ、
前回は「ソーラーサーキットの家」をご紹介しましたが、
今回も前回同様フランチャイズで全国に展開している住宅商品、
「エアサイクルの家」をご紹介します。
というわけで、たぶん、エアーがサイクルするお家。笑
詳しく、調べてみました!
「エアサイクルの家」のタイプ、概要と特徴
タイプ
・木造軸組
・坪単価 60~70万円
概要
社名:フクビ化学工業株式会社
本社所在地:福井市三十八社町33-66
資本金:21億9390万円
設立年月日:昭和28年5月25日
特徴
1984年、フクビ化学工業と伊藤忠建材販売の合資会社
「エアサイクルホームシステム株式会社」から発売された住宅商品。
2011年、同社はフクビ化学工業に吸収され、
現在はフクビ化学工業エアサイクル本部の取扱いとなっている。
建物の特徴は、外張り断熱と、エアサイクル層。
エアサイクル層とは、床下・壁の中・屋根裏の空間が一つに繋がった空気の通り道となる空間のことで、
これと断熱性能の高さによって、室内の温度や湿度を快適なレベルに保つことが出来る。
夏は外壁に設けた通気層によって壁内にたまる熱気を逃し、
冬は通気層に閉じ込めた空気を断熱材として活用しながら、昼に屋根や壁、床下で蓄えた熱を夜間に放熱して冷却を防ぐ。
床下と小屋裏にある通気孔は、(手動で)春に開けて秋に閉じる。
エアサイクル層の一部となる床下には、
ベタ基礎の上に円柱形の独立基礎を並べる「コラムベースシステム」を採用。
湿気を含む空気が溜まりがちな床下の通気を良くすることで、
躯体の木材を適切な乾燥状態に保つことが可能となる。
ちなみに、その床下も含むエアサイクル効果はてきめんで、
湿度の高いエリアに建つ築20年の家の壁内や床下であっても、
カビひとつない乾燥した状態を保てているという。
昭和61年に建てられた住宅の柱の含水率
(20%を超えると木材の腐敗や白アリ被害が出てくる。)
断熱気密性
Q値:不明
Ua値:不明
C値:不明
壁の断熱には外張り断熱材「Cmボード」を採用しています。
断熱をしながら空気の通り道にもなる、ダイヤカットが大きな特徴。
小屋裏利用や勾配天井を採用する場合には、
屋根用断熱材「シャルーフ」が推奨されています。
ポイント1 / 地球にやさしいノンホル、ノンフロン断熱材による断熱効果
ポイント2 / 確実な通気層の確保による排熱効果
ポイント3 / アルミ箔を利用した輻射熱反射効果
窓は、断熱気密性能の高い樹脂サッシを採用しています。
オプションにて、ヒートミラーペア(3層構造複層ガラス)も採用可能。
商品説明
自由設計
エアサイクルの家は「工法」であるため、基本的にプラン・外観等は工務店次第となります。
ただ、家中の温度差が少ないエアサイクルだからこそ出来る開放的な空間づくりは
エアサイクルの家の特色として挙げられており、
施工例にもそのような家が多く見られます。
木-Lism
木-Lismは、建築家・岸未希亜氏がデザインしたレディメイドの住宅です。
シンプルで、誰もが暮らしやすい基本プランをご用意。
南北・東西方向への反転やバルコニーの有無の選択などのカスタマイズが可能なため、ライフスタイルや敷地条件に応じて、お客様の住まいにふさわしい間取りをお選びいただけます。
規格商品。
選べる自由はあまり多くなさそうなのですが、
エアサイクルの家は自由設計だと結構お高いそうなので、
そこがネック!という人には良いかもしれないですね。
クチコミ
良いクチコミ
夏でもエアコンに頼ることは少なく、窓を開けていれば快適にすごせます。
また、洗たく物を室内に干していても湿気がこもる感じはなく、乾きも早いような気がします。
住んでしまえば、これが当たり前と思うのですが、よそのお宅へ行くと違いが実感できます。夏はムッとする暑さ、ジメッとした感じがないし、冬は底冷えしないのでありがたいです。
悪いクチコミ
すごく良さそうではあるけれど、そこまでする必要があるのか、など。
なにか客観的なデータがあればよいのですけれど…。
屋根の形が複雑だと断熱の工事も大変なので、その間に柱が雨に濡れる事。
アキラ先生の総評
と、なんとなく思っていながらこの日を迎えてしまいました(笑)
それぞれのHPを見る限りは基本的な考え方は同じようですね。
ただ、ソーラーサーキットの方がSCナビゲーターなど自動的に切り替えが出来る、などが技術的に進んでいるのかな?
という感じです。
こちらのサイトによると
http://pdsi.cocolog-nifty.com/architecture/2006/03/post_752e.html
元々は、フクビ化学工業が「エアサイクル工法」をはじめて、その後に鐘淵化学工業(カネカ)が改良版的に「ソーラーサーキット」を出した、
という経緯らしいです。その時点の「エアサイクル工法」は高気密高断熱工法ではなかったのですが、「ソーラーサーキット」に影響される形で改良し、
現在の「エアサイクル工法」になった、とのこと。(間違っていたらごめんなさい)
経緯はともかくとして、とても似ている工法であることは間違いないです。
似ているがゆえに、その限界も同じで、これ以上に壁の断熱性能を上げていくのは難しい、というのがネックかと思います。
さて、全然関係ないですが、先日エンタの神様でAKB48の「長久玲奈」さんが、福井ネタをやっていました。
私はAKBは詳しくないのですが、かなりオモシロかったです。
フクビの本社が、福井だったので、思い出しました(笑)
エアサイクルの家、いかがでしたでしょうか?
想像していた通り、エアーがサイクルする家でしたね~。
部屋ごとの温度差が少ないのはもちろん歓迎なんですが、
個人的には湿気のない家というのがとても魅力的!でした。
登録加盟店は全国400社にのぼるということなので、
気になる方はまず、お近くの工務店を探してみてくださいね。
というわけで以上、「エアサイクルの家の評判と特徴」についてお届けしました!
では、また~~♪
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