さて、ハウスメーカー比較フランチャイズシリーズ、
今回ご紹介するのは、「スーパーウォール工法」です。
こちらは、かの有名なリクシルさんが
全国の登録工務店を通して販売している商品。
誕生は1995年だそうなので、結構な古株商品ですねー。
というわけで、「スーパーウォール工法の評判と特徴」、
さっそくまいりましょう!
「スーパーウォール工法」のタイプ、概要と特徴
タイプ
・木造軸組み
・坪単価 60~70万円
概要
社名:株式会社 LIXLグループ
本社所在地:東京都千代田区霞が関三丁目2番5号 霞が関ビルディング36階
資本金:68,121百万円
設立年月日:昭和24(1949年)年9月19日
特徴

1995年、リクシル(当時はトステム)が木造住宅の高性能化を掲げ生み出した商品。
高性能なスーパーウォールパネルと高断熱サッシ、
計画換気システムが生み出す、高気密・高断熱・高耐震構造が最大の特徴。
建物の構造は、木造軸組みに、
断熱材が一体となった「高性能スーパーウォールパネル」を組み合わせたモノコック構造。


壁倍率5倍をも可能とするこのパネルで家全体を囲むことで、高い耐震性を実現。
耐震等級は3相当となっている。
計画換気システムについては、第1種か第3種、全3種類から選択可能。
なお、有効な計画換気の鍵となる気密性に関しては、気密測定を全棟で実施。
性能報告書を発行する。
また、高性能(省エネ)住宅の評価のひとつとなる
「ハウス・オブ・ザ・イン・エナジー」を9年連続受賞中。

誕生20周年の節目となった2015年には、
より高い断熱性能を望めるという充填付加断熱工法
「スーパーウォール デュアル」を発売している。
断熱気密性
Q値:1.6【地域区分4での推奨値】(「LIXIL」HP)
Ua値:0.46【地域区分4での推奨値】(「LIXIL」HP)
C値:1.0(「LIXIL」HP)
スーパーウォールの家で使用している断熱材は、高性能な硬質ウレタンフォームです。
その特長は湿気を通しにくく、グラスウール比およそ2倍※1の断熱性能。
壁の内部結露を抑えることができるため、住まいの耐久性向上に効果を発揮します。
また、瑕疵保証では保証されない断熱材内部の結露による劣化を35年間保証※2します。
※1 グラスウール(16K)との断熱性能比較
※2 保証対象となる断熱材は、壁パネル、屋根パネル、小屋パネルに使用している硬質ウレタンフォームとなります。
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スーパーウォールパネル
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小屋パネル
(「LIXIL」HPより)
新商品「スーパーウォールデュアル」には、
「外側付加断熱」と「内側付加断熱」の2種類があります。
商品説明
「スーパーウォール工法」は工法であるため、
「商品」は特にありません。
工法以外の建物の概要については、加盟店により全く異なります。
クチコミ
良いクチコミ
今のとこ満足してます。
場所は福岡県の筑豊というとこで、そんなに寒いとこではありませんが、
冬は暖かくて快適です。あと、結露は全くないです。
筑豊は結構夏暑いんですが、ほとんど冷房一台で家全体まかないました。
悪いクチコミ
意外と外の音が聴こえます。 特に低音、自動車やバイクの排気音は結構わかります。
サーモスXというサッシを使っていますが音の大部分は開口部からです。防音を考えるなら開口部は小さくしたほうがいいようです。
~中略~ 基礎断熱のためか夏期は床下の湿度が90パーセントを超えていました。
少しだけ白カビは発生しました。一応床下は機械的に換気されていますがカビは防げないようです。
性能等はある程度出ます。
同じ性能なら、アクリア、耐震パネル、気密シート施工で出せますし、金額も6割程度で済みます。
OSBとウレタンの組み合わせを大量生産して、なんであんな高額になるのか不明です。性能等、製品としては悪くないと思います。
専門家の評価
外壁パネルは、壁倍率5倍仕様と2.5倍仕様があります。
壁倍率5倍にするには、OSBパネルを断熱材をサンドイッチするように両面に設けられた外壁パネルを、
CN75釘を75mm間隔、かつパネルビスL65を300mm間隔で施工することで可能になります。
建築基準法で定められた壁倍率の上限が5倍までですので、
上限いっぱいの性能をもったパネルということでそのパネルを上手に組み合わせることで耐震性の強い家を作ることが可能です。ただ、「壁倍率5倍のこのパネルを使っているから大丈夫!」というわけではありません。
建物の形状や、このパネルを使う数、位置をしっかり計画しないとせっかくの性能の高い材料を使っても性能を発揮できない場合も出てきます。何事も
木を見て森を見ず
ではいけません。このSWパネルは、耐震性能を高めることができる商品の一つであることを知っておきましょう。
(「住宅の評判ナビ」)
アキラ先生の総評
親戚の大工さんで建てますって場合は、かなりしっかりスペックをチェックするのですが、
スーパーウォール工法って書いてあると、まあ、スペックは問題ないだろう、と安心します。
やはり標準で耐震等級3ってのは安心感がありますよね。
また20年たって、付加断熱工法(スーパーウォールディアル)も採用出来ることになり、HEAT20 G2グレード対応になっていますので、
断熱気密性能としては、フランチャイズ工法の中では最高峰のグレードかと思います。
問題は価格ですね。スーパーウォールディアルを採用した方の診断はまだしたことがないので、
見てみたい気がします。
以上、「スーパーウォール工法の評判と特徴」についてお届けしました。
快適性能は、なかなか高そうでしたね~。
20年も前に誕生したなんて聞くと
ちょっと時代遅れ感を心配してしまいますが、
それなりに進化も続けているようで、ちょっと安心しました。
って私はもう建てられませんが、笑
気になる方はぜひ加盟店かLIXILへ。
LIXILでは勉強会的なイベントもちょこちょこ開催しているようですヨ!
では、また~~♪
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