一般的な住宅の壁紙として多用される、ビニールクロス。
最近ではこのビニールクロスに、様々な機能がプラスされていることをご存知ですか?
というわけで今回は、大手メーカーサンゲツさんの機能性ビニールクロス6種の特徴をそれぞれ、ご紹介してみたいと思います!
※画像・引用はすべてサンゲツHPよりお借りしています。
1.フィルム汚れ防止・抗菌
汚れに強い
抗菌フィルム『エバール®フィルム』を表面にラミネート加工しており、
付着した汚れを拭き取りやすい壁紙。
フィルムの機能により、一般のビニル壁紙では落ちにくい汚れも落としやすくなっているのだそうです。
表面が強い
表面強度に優れているため、衝撃を受けてもキズや剥がれが発生しづらいそうです。
汚れも落としやすく傷もつきにくい…、
やんちゃなちびっ子のいるお宅にはもってこいな感じですねー。
抗菌性が高い
安全性に優れた無機銀系抗菌剤を使用しており、
壁紙の表面での大腸菌、黄色ブドウ球菌、MRSAなどの増殖を抑制します。
2.スーパー耐久性(ペット対応)
先ほどの「フィルム汚れ防止・抗菌」の表面強度をさらにアップした商品です。
一般ビニル壁紙と比べて、引っかきキズに対しては約10倍、衝撃に対しては約3倍の強さがあるそうなので、
壁がボロボロになりがちなペットのいるお宅には良いですね。
ちなみに犬の多い我が家も壁が汚れるのは必至。
こちらの商品を腰壁部分に採用しています。
(入居間もないもので肝心の効果はまだ分からず、、でも、思いっきり拭けるんだ!という安心感はあります。)
3.ルームエアー
表面に消臭剤を加工したビニールクロス。
化学反応により臭気ガスを吸着し分解、シックハウス症候群の誘因物質とされるホルムアルデヒドの低減に効果があります。
使用環境によっても異なりますが、抗菌・消臭効果は約10年持続。
なお、お部屋の壁4面に使用しなければ十分な効果は得られませんのでご注意を。
4.マイナスイオン
マイナスイオンを発生させる天然鉱石を表面に配合したビニールクロス。
リラックス・リフレッシュ効果が見込めるため、寝室や勉強部屋にぴったりだそうです。
とはいえ所詮、壁紙から出る程度のマイナスイオンでしょ…?
とちょっと甘く見ていたら、測定値を見てびっくり。
森林よりマイナスイオン多い~!
ぜひ、そのお部屋を体感してみたいです。
5.調湿タイプ
名前の通り、住宅の湿気をコントロールする特性のあるビニールクロス。
「吸放湿性壁紙」・「通気性壁紙」・「珪藻土壁紙」の3種類があります。
それぞれの特徴は以下の通り。
吸放湿性壁紙
ホコリがつきにくい
親水性高分子ポリマー(紙おむつなどにも使われている素材)の働きにより、
湿気を吸収して結露を緩和し、乾燥時には逆に水分を放出するという調湿機能を備えています。
静電気が発生しにくく、ホコリや汚れがつきにくい特長もあります。
通気性壁紙
結露・カビの発生を抑える
通気性壁紙は壁紙自体が透湿性の高い構造になっており、室内の空気が壁紙を通り抜けるしくみになっています。
家の中の湿気を壁を通して排出することで結露を防止します。(通気性のある下地の場合)
珪藻土壁紙
消臭効果
昔から壁材として利用されてきた珪藻土は調湿性に優れ、夏は湿気を吸い、冬は水分を放出して乾燥をやわらげます。
珪藻土には無数の孔があり、空気中の悪臭成分を吸着しますので消臭効果があります。
ちなみに、それぞれに特徴がありますが、そもそも壁紙の手に負える湿気には限度があります。
もし徹底的に湿度対策をしたいのであれば、
これ以外の対策(壁材自体とか、エコカラットとか。)にも注力することをお勧めします。
6.蓄光
壁紙の表面に透明な蓄光インクで柄がプリントされているクロスです。
消灯後15~20分程度ほのかに光り、
それ以上柄を楽しみたい場合には、ブラックライトを当てればずっと楽しむこともできます。
蓄光効果は約5年間。
ただし、この蓄光インクは「太陽や蛍光灯などの紫外線を含んだ光に反応する」という性質上、
紫外線を含まないLED電球は光源として不向きです。
近頃はLED電球がすっかり普及し、意識しないと普通にLEDを使ってしまうと思うので、
このクロスを使いたい場合には特に注意が必要です。
以上、サンゲツの機能性ビニールクロスについて、お伝えしました。
気になる機能は見つかりましたか?
参考にしていただけましたら幸いデス!
では、また~~。
mashuko
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