HEAT20とは
今回は「HEAT20」というものを調べてみました。言葉だけは聞いたことがありますが、
言葉を聞いてもピンと来なかったので、興味持ちました。
HEAT20って何でしょうか。20度の熱?発熱は37.5度からですね。 その熱ではありません。家の断熱性能の話になります。
「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」のことで、2009年に発足。
Investigation committee of Hyper Enhanced insulatiom and Advanced Technique for 2020 houses の略です。
![234H](https://i0.wp.com/iejoho.com/wp-content/uploads/2017/10/234H.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
2020年には、今まで努力義務であった省エネ基準が義務化される予定となっています。
その国の省エネ基準よりも高い基準を具体的にどのように解決していくかを考える 委員会というイメージですね。
第1ステージ(2009~2011年度)で、断熱・遮熱技術を研究し、第2ステージ(2012年度~)には
最適な建築・暖冷房システム設計手法を研究、提案していくようです。
HEAT20は以下のものを目指しています。
![mj_mezasumono](https://i0.wp.com/iejoho.com/wp-content/uploads/2017/10/mj_mezasumono2.gif?resize=643%2C564&ssl=1)
HEAT20のグレード
HEAT20のグレードは2種類あり、G1とG2があります。G1より、G2の方が性能が高く、G1でも、H25基準より高性能となっています。
それぞれのUA値は以下の表の通りです。
HEAT20 G1・G2 断熱性能推奨水準 外皮平均熱貫流率 UA値[W/(m2・K)]
推奨グレード | 地域区分 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | |
HEAT20 G1 | 0.34 | 0.34 | 0.38 | 0.46 | 0.48 | 0.56 | 0.56 |
HEAT20 G2 | 0.28 | 0.28 | 0.28 | 0.34 | 0.34 | 0.46 | 0.46 |
HEAT20 グレードの表記方法
工務店などが、自社の商品のグレードを表したいときに以下のような表記をします。
上記の場合、地域区分6で、HEAT20 G2仕様に対応した、断熱性能UA値0.46に対応していることになりますね。
まとめ
現在、日本は世界の国々の中で、家の断熱気密後進国と言われ、かなり、低い水準ですが、
ようやく断熱性能が世界へ追いついてきたというところでしょうか。
今後の断熱性能の発展が期待されます。
ハウスメーカーや工務店を選ぶ際、HEAT20 G1やG2に対応しているかも確認してみてはいかがでしょうか。
では。
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