さて、ハウスメーカー比較シリーズ、
今回ご紹介するのは、「BLISS」さんです。
こちらは狭小住宅で有名なメーカーなのだそうですが、
土地に関して色々と制約の多い都心部を中心に、
今非常に注目を集めているとのこと。
いったいどんな家づくりをしているのでしょうか?
さっそく、チェックしてみましょう~!
「BLISS」のタイプ、概要と特徴
タイプ
・木造軸組
・2×4
・坪単価 50万円~/坪
概要
社名:株式会社 BLISS(ブリス)
本社所在地:東京都文京区湯島3-36-3
資本金:40,000,000円
設立年月日:2003年11月
特徴
東京23区内を中心とした都心部の狭小地・変形敷地に
ローコストで家を建てることを得意とする住宅メーカー。
様々な土地に対応するため、間取りはもちろん自由設計。
一方で住宅設備や建具・床材などは用意されたラインナップから選ぶ、
というセミオーダー方式をとることで、
価格を抑えた家づくりが可能となっている。
ただし、安さのために住み心地や使い勝手を犠牲にしないという方針のもと、
標準仕様がワンランク上であることを謳っている。
なお、狭小地に建てる住宅は縦長だったりすることが多く、
建物としての安定性能をより高めなければならないということで、
制震装置を標準装備しているのも特徴のひとつ。
また、狭小地での賃貸併用住宅、
賃貸アパートなどの設計・建築も得意とする。
BLISSの賃貸アパート
断熱気密性
Q値:不明
Ua値:0.46~0.56(「PATIO PLUS+」の場合)
C値:不明
標準商品の「PATIO」には断熱気密性能の記述が特になく、
そのひとつ上位グレード「PATIO PLUS+」になると、
断熱気密性能と耐震性能が強化されるようです。
PATIO PLUS+の断熱性能
家づくりにおいて「断熱性能」は、“夏涼しく、冬暖かい”住まいを実現する上でとても重要な機能です。
PATIO PLUS+では、(1)高性能サッシ+Low-E複層ガラス、(2)ウレタン発泡の断熱材、(3)熱交換換気システム、を採用し、住まいの断熱性能を大幅に向上させています。
断熱性能をあげることで、PATIO PLUS+では、リビングも洗面室もトイレも浴室も、家中がほとんど同じ温度でヒートショックの危険性も少ない魔法瓶のような住宅を実現しています。
(「BLISS」HPより)
商品説明
PATIO(パティオ)
BLISSの標準仕様となる商品。
間取りプランは自由設計、住宅設備と建材は選択制、
というセミオーダー方式の、リーズナブルな注文住宅。
PATIO PLUS+(パティオプラス)
PATIOのセミオーダー式注文住宅はそのままに、
耐震性能と断熱気密性能だけをワンランクUPさせた商品。
構造は柱+パネルのモノコック構造となります。
楽賃ハウス
賃貸ニーズの高い都心部で注目される、賃貸併用住宅商品。
住宅ローンを家賃収入で補えるという魅力も。
10坪ほどの土地があれば、相談可能だそうです。
クチコミ
良いクチコミ
シンプルなテイストにしてもらったんですが、それを本当に好みの形にしてもらえたので非常に満足しています。
うちも土地が狭かったのでこちらに相談してみようか、というところで始めたのがきっかけでしたが、中に入ってからは驚く友人も多いですね。
狭い土地なのにしっかりと凝った家に出来たので良かったです。
打合せもしっかりできて、細かいところも希望通りのマイホームで満足してます。
悪いクチコミ
他の工務店のサポート具合は解りませんが、もし次を建てるならblissではやらないかなと思いますね。
住めれば良いと言う考えなら、まあアリかなと思いますが
念願のマイホームでいろいろこだわる方だとすると、施工や仕上げの品質が微妙であるため
ダメなところに目が行って不愉快になる可能性があります。
契約上、気に入らなければ、とことん修正させれば良いのですが
担当と電話がつながりにくいです。そして対応も遅めです。
担当た営業の口車に乗せられない、ガッツのある方でないと
泣き寝入りとは行かないまでも、なんか妥協させられた感が募ると思います。
遅いだけでも困るのに、打ち合わせ内容や仕様が現場に反映されておらず、
結局後から手直しばかりでした。
構造部分は見えないのですごく心配です。
アキラ先生の総評
狭小住宅専門、という切り口が面白いですね。
設計者にとって、狭小住宅は、意外に作りやすいです。広い敷地は、様々な可能性があるので、計画の方向性を定まりにくかったりします。
施主に強い要望があれば良いのですが、あまりない場合は、なんとなく出来きた間取り、という感じになりがちです。
狭小住宅の場合は、敷地面積、法規制、予算により出来ることが限られるので、大枠を決めやすいですね。
また、その敷地の中で、ポテンシャルを最大限に引き出そう、という風に考えるので、良いアイデアが生まれやすいです。安藤忠雄さんの住吉の長屋みたいに、狭小住宅に名作住宅が多いのはそのためですね。
さて、BLISSですが、まさにアイデア満載の狭小住宅、という感じの完成事例なのですが、断熱気密性については、パティオ プラスや光熱費ゼロ円住宅にしないと、2020年をクリアしないようです。出来れば全て、クリアして欲しいところですね。
スタッフ紹介やスタッフブログが充実してるのは良いですね。ただ、スタッフ紹介の中に設計者が一人もいないので、もしかすると、外注設計者を使っているかもしれません。
クチコミに連絡がつかない、というのがありましたが担当者にもよるので、信頼出来る人物かを見極めるのも大事です。
以上、「BLISSの評判と特徴」について、お届けしました。
私事ですが、我が家があるのは神奈川県の外れ。
3階建てすらほとんど見ないエリアなので、
近所でBLISSの家を見かけることもないのですが、
(あ、でも一応狭小じゃない家も作ってはいるそうです。)
なんか狭小住宅って秘密基地っぽい感じで、ちょっとわくわくしますよね…♪
ちなみに最近横浜みなとみらいの展示場で、
「35坪に2軒」というまさに「狭小」モデルハウスをオープンされたようなので、
気になる方はぜひ一度見に行ってみてはいかがでしょうか?
さて、次回は「無印良品の家」について、ご紹介します!
では、また~~♪
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