第三者検査機関比較第4弾は特別非営利活動法人 建築Gメンの会です。
以下建築Gメンの会とします。
この会も歴史があるのでご存知のかたもいらっしゃると思います。
出典:建築Gメンの会
NPO建築Gメンの会の概要
概要
本社所在地:東京都世田谷区池尻2-2-15-201
会社名:特別非営利活動法人 建築Gメンの会
代表者:理事長 大川照夫
事業内容:欠陥住宅を阻止すること
『住まい110番全国ネットワーク』の運営
営業地域:東京を中心に関東圏に20人
宮城、山形、静岡、大阪、山形に各1人の相談員が掲載されています。
建築Gメンの会 の特徴
建築Gメンの会 の特徴を見て行きましょう。
建築Gメンの会 発足と目標
建築Gメンの会 は2000年に発足しました。
当時は『欠陥住宅』が問題となってさかんにマスコミに取り上げられていました。
建築Gメンの会 は、
次のような方々からの要請で出動する事を想定しています。
- 一般消費者からの検査依頼
- 業者からの検査依頼
- 係争物件についての裁判所からの鑑定依頼
- 媒介等を業とする不動産業者が丸投げしている物件の検査依頼
- 公庫融資を受けている物件の検査依頼
そして、何よりも、
- 契約前の相談
- 契約時のチェック
- 基礎工事の施工検査
- 上棟時の検査
- 引渡時の検査
を徹底することにより
欠陥住宅が生まれなくすることに、われわれの会の目的があるといえます。
ということです。
出動するというところが「Gメン」らしいですね。
サービス提供システム
業務の流れ
業務の流れは建築Gメンの会の相談員名簿の相談員に直接連絡するようになっています。
建築Gメンの会では欠陥住宅などの無料電話相談と有償業務の業務を行っています。
無料相談
建築Gメンの会では、住まいに関するさまざまな相談を受付ける無料電話相談をボランティアで開設しているようです。発足の目的を踏襲しているようですね。
有料業務
有料業務は主として「安心」の為に行う業務と主として「トラブル解決」の為に行う業務があります。
主として「安心」の為に行う業務は
- 建売住宅内覧会同行
- マンション内覧会同行
- 契約時の書類等のチェック
- マンションの2年点検や大規模修繕のコンサルタント業務
- 耐震診断
主として「トラブル解決」の為に行う業務は
- 欠陥住宅調査、住宅・マンションの瑕疵調査(=欠陥判定調査)
- 民事訴訟における建物調査・補修工事費積算
- 訪問販売等による悪質リフォームの調査
があります。
第三者機関の比較記事を書くのに
新築の工事に関しての第三者検査の記事が少ないのが残念です。
価格
費用は、実働1時間あたり8,000円(ドアツードアの移動は1時間あたり5,000円)が目安です(消費税は別)。実際の業務内容及び費用は、建築Gメンにお問い合わせください。
となっています。
見積もり例として下のような記事があります。
工事中第3者検査(現場検査5回のケース)・・・現場検査回数は予算に応じます。
床面積110㎡未満・移動時間往復2時間の場合。
報告書なしで164,000円だそうです。
口コミ
良い口コミ
「十分な知識と経験のある現場管理者」があまりいない(と思える)現状では非常に重要だと思います。金額的にも納得できるレベルだと思います。ぜひ今後も続けていかれることを希望します。出典:業務を委託された方からの声
悪い口コミ
あいつら要らんよ。
どういう基準でメンバーに資格を与えてるか知らんけど、オレより知識無いんだもの。
一級建築士ったって実質各専門に分かれてるから、木造知らない建築士がいても
全然不思議じゃないが、知らないくせに能書きだけは偉そうなんだよね。
しかも金銭にはせこいときたもんだ。
素人以下のアドバイスには参ったよ、ほんと。
出典:e戸建て
まとめ
『良心ある建築士が、良心的に工事監理を行うこと』に尽きるという考えに行き着いたそうです。
もっともな話だと思います。企業の利益が優先される風潮を悲しく感じます。
同じ気持ちでいる建築Gメンの会が必要な理由でもあります。
「欠陥住宅を作らせない」がテーマでちょっと好戦的な雰囲気を感じるのは私だけでしょうか?
サクドン
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