こんにちは、ゆちえるです。
今日はフラット35についてお話してみようと思います。
フラット35とは
フラット35とは、民間の金融機関と住宅金融支援機構が提携している住宅ローンです。
住宅金融支援機構は昔の住宅金融公庫という名前だったそうです。
ざっっくり言うと、銀行と国が提携して出している住宅ローンですね。
色々な銀行から金利も手数料も違うフラット35が出ていますが、国が噛んでいる長期固定ローンという点は一緒です。
フラット35の利点
フラット35の利点は何でしょう?
何よりそれは、長期固定金利だということだと思います。
長期固定だから計画が立てやすい、途中で金利が上がってしまって返済が苦しくなるということがありません。
また、35年ではなく、さらにフラット20という期間を20年に減らして、金利をさらに安くした商品もでています。
今でもかなり安い金利に、国がさらに優良住宅を広めようと、新築に限りフラット35Sという商品をだしています。
これは金利が10年間はさらにマイナス0.6%になるという商品です。
金額の上限が決まっているようなので、2016年1月の締め切りを待たずして終了してしまう可能性がありますが、決まれば大きな金額です。
昔は必要額の90%までしか出なかったようですが、100%でるようになったり、だんだんと利便性も上がってきています。
長期の安心がほしい方にはお勧めの住宅ローンですね。
フラット35の欠点
フラット35の欠点とは、まさに融通の効かなさ、ではないでしょうか。
融資の実行は建物の表示登記が終わってからでないと出来ません。
簡単にいうと建物がほぼ完成してからじゃないとお金を借りれません。
でも、注文住宅の場合はだいたい、着工時、上棟時などにそれぞれ3分の1ずつくらいお金を支払うのが一般的です。
困りますね。
非常に困ります。
で、どうするのかというと、現金で払える方以外はつなぎ融資というものを利用することになります。
つなぎ融資を出すのに手間がかかる上に借りる手数料を払い、その分の利息を先に払います。
でも、フラットの金利が決定するのは融資実行の時なんです。
それまでは仮の金利で利息を払うことになります。住宅の引き渡しの日まで、金利の動向をドキドキしながら待つことになります。
つなぎ融資などを考えると、建築許可が出た時点で貸してくれる地方銀行のほうが総支払額が安くなるなんてこともあるかもしれませんね。
以上参考になれば幸いです。
yutieru
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