出典:http://www.tokiwa-system.com/
2011年の3.11 東日本大震災
2016年4月14日の熊本大地震
立て続けに起こる震災に制震技術も開発段階から実用段階になり
建売住宅に設置されるケースも見られます。
沢山ある制震装置のそれぞれの特徴やメリットデメリットなどを調べてみました。
難しそうですができるだけわかりやすく解説したいと思います。
シリーズ第10弾は 株式会社トキワシステムのαダンパーEXⅡです。
目次
αダンパーEXⅡのメカニズム
αダンパーEXⅡは柱と梁のコーナーに取り付けるオイルダンパーです。
株式会社トキワシステムは木造住宅専用の振動測定装置開発者
制振装置を開発したり販売したりする会社は様々な経緯でこの市場に参入します。
株式会社トキワシステムのようなケースは珍しいですね。
名古屋の国立研究機関から技術開発の要請を頂き、木造住宅の耐震・制震性を測定するために実際に住宅を揺らしてその変位を測定する「木造住宅専用の振動測定装置」を開発致しました。
という事です。
αダンパーEXⅡの特徴
1、コーナー設置型でコンパクト設計
コーナー設置型でコンパクト設計のため木造軸組工法、2X4、既存住宅に設置可能。
断熱の欠損が少なく外周部にバランスよく配置することが可能。
窓やドアなど開口部の上にも設置が可能。
40坪で約24か所の取り付けの場合でも一人で半日あれば取り付けが可能。
そのため取り付け費用を安く抑えられる。
2、オイルダンパーの特性
小さい揺れから多きな揺れまでエネルギーを吸収。
大地震の後の大きな余震にも効果がある。
3、サポート
ダンパーの配置(設置)計画はダンパー製造メーカーであるトキワシステムの専門設計スタッフが行うそうです。
また有償で限界耐力計算も行うサービスもあるようです。
αダンパーEXⅡの動画
αダンパーEXⅡの動画です。
7分19秒で開発の経緯や特徴などがまとめられています。
ご覧ください。
αダンパーEXⅡ価格等
一本16,500円
税別販売価格:¥16,500(1本)
35坪だと22本で363,000という事になりそうですね。
出典:大木金物店https://www.ooki-kanamono.com/item/kk005/
アマゾンでも買えるようです
αダンパーEXのサポート
ダンパーの配置(設置)計画はダンパー製造メーカーであるトキワシステムの専門設計スタッフが行います。
有償で限界耐力計算も行うそうです。
設置時期、取扱会社による施工の場合に製品保証をしているそうです。
αダンパーEXⅡのまとめ
初見で感じたのは「小さいな」です。小さいことは現場への搬送、現場内での持ち運び、取り付けなどに便利だという事です。
アマゾンでも買えるというのには驚きました。制振装置が普及してきた証ですね。
サクドン
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