
07.232018
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出典:http://www.edogawamokuzai.co.jp/seishin/hidynamic.html
2011年の3.11 東日本大震災
2016年4月14日の熊本大地震
立て続けに起こる震災に制震技術も開発段階から実用段階になり
建売住宅にも設置される例も見られます。
沢山ある制震装置のそれぞれの特徴やメリットデメリットなどを調べてみました。
難しそうですができるだけわかりやすく解説したいと思います。
シリーズ第9弾は江戸川木材工業株式会社のHiダイナミック制震工法です。
Hiダイナミック制震工法は土台と梁からそれぞれ壁の中間の位置まで伸ばしたパネルにオイルダンパーを設置するものです。
ダンパーは水平に設ける方法を採用しています。
柱と梁のコーナーに取り付けるコーナー型に比べ部材が多く複雑になっています。
ダンパーを水平に取り付ける事に何か意味が有るのでしょうか?
説明は見当たりませんでした。
既存建物への設置方法は様々な状況を考慮して数種類のパターンを用意しています。
ビル用制震オイルダンパーで培った制震技術と、自動車用ショックアブソーバーの量産技術を応用した住宅用制震工法が『Hiダイナミック制震工法』です。
販売は江戸川木材工業株式会社ですが製造は自動車部品制作の日立オートモーティブシステムズ株式会社です。
Hiダイナミック制震工法のダンパーは日立オートモーティブシステムズ株式会社製で大型建築物の実績があります。
Hiダイナミック制震工法の動画です。
8分03秒ですが制震の必要性から作動原理と実験により効果が理解できる動画です。
Hiダイナミック制震工法は昭和23年創業の木材販売の老舗の江戸川木材工業株式会社の販売です。
木材・プレカット材の流通に制振装置を載せているので販売力の強さが感じられます。
その反面一般消費者に理解を求める事の必要性を感じていないようでホームページの記述などはあっさりとしています。
製造は自動車部品制作の日立オートモーティブシステムズ株式会社です。
同社は「減震くんスマート」の名称での販売も行っているようです。多様な販売ルートがあるようですね。
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