【保存版】一級建築士が制振装置を16商品紹介!

08.012018

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出典:https://www.facebook.com/
制振装置に関してご紹介してきました。全部で16種類になります。
ハウスメーカーが独自開発したものは除いて、現在流通している制振装置に関してのかなりの部分を網羅できていると思います。
家作りではこの中から一つだけを選ばなければなりません。
あなたにとってベストなものはどれでしょう。
どれを選択したら良いのか整理してみましょう。

 

 

1、1階も揺れないUFO-E

出典:https://www.smrci.jp/

制振装置の設置の仕方はいろいろあります、多くは1階の壁に取り付けます。
そのため制振装置の効果が出るのは1階の壁から上にある構造物です。
1階の床には制振装置の効果はありません。

1階の床にも制震の効果が有るのは1種類しかありません。
基礎パッキン型のUFO-Eです。

UFO-Eは基礎の上に設置してその上に土台を載せる工法です。
1階床を束立てにしないで土台で支える剛性床にすれば
制震装置に支えられた上に床が出来あがります。

そのため1階の床の揺れが低減されます。

平屋建てや1階の生活重視の方にお勧めです。

 

摩擦減震パッキンUFO-Eに関しての詳しい内容は下の記事をご覧ください

摩擦減震パッキンUFO-Eユーフォーイーの特徴と評判~制震パーツ比較⑥~ 

 

 

 

 

 

 

 

2、繰り返し大きな地震を受ける恐れのある地方では高価でも確実な制振装置

出典:http://miraie.srigroup.co.jp/

 

繰り返し大きな地震を受ける恐れのある地方と言われても困りますね。

東日本大震災と熊本地震を思い出してみましょう。

東日本大震災は海溝型の3連動の地震でした。
この次に予想されているのは東南海沖地震ですね。

関東から九州まで太平洋に面する地方すべてが対象になってしまいます。

熊本地震は直下にある断層群が原因の地震です。
活発に動いている断層があなたのお住まいの近くにあるかどうかは

地震ハザードステーションで調べられます。

 

活発に活動している断層の近傍の地域では建物の一般的な寿命の

25年~50年の間に複数回の地震に襲われる可能性があります。

 

これらの地域では、震度6強以上で崩壊しない事を耐震基準とした
建築基準法をクリアーしている住宅であっても安全ではありません。

 

これらの地域では、震度6強以上の地震が繰り返し来た場合でも倒壊しないような準備が必要です。

費用が掛かっても確実な制震技術が求められます。

制震に関しての性能を測る共通する基準は残念ながらありません。
それでは確実な制震技術に関して何をもとに考えたら良いでしょうか?

 

大地震を経験した制振装置は?

 

出典:http://www.gva-tomo.com/

ミライエ、GVAジーバ、UFO-E、MERシステムなど開発されてから長い実績のある制振装置は
東日本大震災や熊本地震に遭遇しています。
その時に周囲で被害が有ってもこれらの制振装置を付けてあった家だけが無事だったというケースが有ります。
実際の地震で実証されているのは重要な要素です。

ただ情報に関してはサンプル数が十分ではなく学術的なレベルでの信頼性を語るには至っていないのが現状です。

 

 

ミライエ、GVAジーバ、UFO-E、MERシステムに関しての詳しい内容は下の記事をご覧ください

制震ユニットミライエの特徴と評判~制震パーツ比較①~

制震システムGVA[ジーバ]の特徴と評判~制震パーツ比較②~ 

摩擦減震パッキンUFO-Eユーフォーイーの特徴と評判~制震パーツ比較⑥~ 

MERシステムの特徴と評判~制震パーツ比較較⑦~ 

 

 

制振装置の設計や構造計算のサポートが有る制振装置は?

 

出典:https://www.kaneshin.co.jp/tech/vrecs.php

 

制振装置を売るだけではなく施工や構造計算や設計に対してのサポートがある制振装置を選ぶのも重要なことです。

ミライエ、V-RECS、GVA ジーバ、WUTEC ウーテック、MER システム、αダンパーEXなどの制振装置は物を売るだけでなくどの様に設置したら効果的かという提案が得られます。限界耐力の計算などで確認されて納得できる内容で制振装置を取り付けることが大事です。

 

ミライエ、GVAジーバ、UFO-E、MERシステムに関しての詳しい内容は下の記事をご覧ください

制震ユニットミライエの特徴と評判~制震パーツ比較①~

制震システムGVA[ジーバ]の特徴と評判~制震パーツ比較②~ 

ウーテック・制震壁の特徴と評判~耐震・制震・免震パーツ比較③~

制震装置V-RECSヴィ・レックスの特徴と評判~制震パーツ比較④~ 

摩擦減震パッキンUFO-Eユーフォーイーの特徴と評判~制震パーツ比較⑥~ 

MERシステムの特徴と評判~制震パーツ比較較⑦~ 

αダンパーEXⅡの特徴と評判~制震パーツ比較⑩~

 

 

 

バイリニア特性の高い制振装置で耐力壁を守る

 

 

出典:https://www.seishin-system.com/

 

バイリニア特性の高い制振装置は地震の揺れ始めから高い吸収力で揺れを抑えます。
耐力壁が壊れない初期の段階から働いて耐力壁の破壊を防ぎます。
耐震壁の破壊を防ぎ繰り返し襲ってくる大きな揺れにも対応できます。

 

バイリニア特性が高いのはオイルダンパー式の特性です。
MER システム、evoltzエヴォルツ、αダンパーEXがその特性をうたっています。

 

熊本地震では1回目の震度7で倒壊を免れた建物が2回目の震度7の揺れで倒壊した
という事例が有りました。
1回目の地震で倒壊しなかったのは建築基準法の耐震設計をクリアーしていた結果です。

ただし倒壊はしないまでも構造壁は損傷していて十分に機能しない状態になっていました。
この状態で第二の震度7に襲われました。
その結果倒壊に至ったという事です。

建築基準法で定めている耐震設計は震度6強の地震で耐力壁が破壊されても倒壊しない事が目標です。

かつてこのような地震に見舞われた事がなかったため決めた事です。
その想定していない地震が起こった時にはこのような結果になるという事は仕方がなかったことでした。
バイリニア特性の高い制振装置の場合1回目の地震で耐力壁が破壊されることが無いので繰り返し襲う大きな揺れに強いとされています。

 

MER システム、evoltzエヴォルツ、αダンパーEXに関しての詳しい内容は下の記事をご覧ください

MERシステムの特徴と評判~制震パーツ比較較⑦~ 

evoltzエヴォルツの特徴と評判~制震パーツ比較⑧~

αダンパーEXⅡの特徴と評判~制震パーツ比較⑩~

 

 

 

3.リフォームに強い制振装置

 

出典:http://www.gva-tomo.com/

 

UFO-Eやミライエはお勧めの制振装置ですがリフォームには向きません。
土台の下に施工したり基礎にアンカーしたりすることはリフォームでは難しいことです。
それではリフォームに強い制振装置はどのような物でしょうか?

 

部分改修に強い制振装置

V-RECSは延べ床面積が40坪までだと4か所の配置、GVA ジーバも延べ床面積35坪位で8か所に設置すれば済む制振装置です。
リフォームする壁の4か所~8か所バランスよく配置すれば全面的な改修をしないで済みます。

 

 

V-RECS、GVAジーバに関しての詳しい内容は下の記事をご覧ください

制震装置V-RECSヴィ・レックスの特徴と評判~制震パーツ比較④~ 

制震システムGVA[ジーバ]の特徴と評判~制震パーツ比較②~ 

 

 

 

4.出来るだけコストをかけないで済む制振装置

出典:http://www.avantnethome.com/boshin-end

 

出来るだけコストをかけないで済む制振装置は何でしょうか?
建築の価格を考えるときいつも困るのが
明示されている価格の情報が無い。
設計価格と取引価格が異なり実際の価格が分からない。
取り付け費などの費用が分からない。
という事です。

 

今回も「これがコスパが良い制振装置ですよ」と紹介することが出来ないのが残念です。

今回記事を書いた16の制振装置で価格に関しての情報が得られたものは10種です。
それを通してみると30~40坪の住宅で30万円~65万円という価格になりそうです。

 

その中で価格に関して特別な立場を取っているのがBOSHINです。
一般に普及するためには1坪当たり1万円を切る価格が望ましい。
という考えを表明しています。

 

制震装置が一般化されつつある状況で競争も激化しています。
このような状況では時間とともに価格は安くなり品質が向上する傾向にあると考えられます。

制振装置は購入しやすい時代になっていると言えます。

命や財産にかかわる問題ですので価格にこだわりすぎないでしっかりと良いものを選んで安心できるくらしにしてください。

 

BOSHINに関しての詳しい内容は下の記事をご覧ください。

BOSHINの特徴と評判~制震パーツ比較⑭~

 

 

制振装置まとめ

制振装置はキッチンなどの住宅設備を選ぶのと少し違った状況が有ります。
REQダンパやGO-TAのようにヤフーショップに出ているような手に入れやすいものは問題ありません。
一方でミライエやMER システムのように講習会に参加したり構造計算をすることを前提とした販売形式が有ります。
その結果、工務店さんによっては取り扱いのできない製品もあります。
工務店さんとよく相談して決めることも必要になってくると思います。
この記事があなたの住まいづくりのお役に立てることを願っています。

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サクドン

サクドン

何でも知りたがりの好奇心旺盛オヤジ。 役に立たないことでも気になることは調べておきたい性格です。 東京を離れて太平洋のさわやかな空気が心地よい千葉で田舎暮らしをしています。 ナニワ生まれの相方と畑でとれた野菜とスーパーの見切り品を使った 手作り料理で心身ともに満足の日々を送っています。 私の好奇心が皆様のお役に立てたらうれしいです。一級建築士、介護福祉士
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