千葉県の工務店比較、シリーズ第10弾は茂原市に本社のある協和ハウジングです。 このシリーズの順番はランキングではありませんので誤解しないでくださいね。
協和ハウジングの概要と特徴
タイプ
・木造軸組
・坪単価 42万円~
概要
会社名:株式会社協和ハウジング
本社所在地:千葉県茂原市東部台3-3-3
設立: 1977年5月
資本金: 3000万円
年間施工棟数:70棟(2013年度)
従業員数:54名(建築士17名、宅建主任11名)2017年5月現在
事業内容:注文住宅の設計・施工、不動産売買、リフォーム
施工エリア:千葉県(一部地域を除く)
アフターメンテナンス:構造躯体は20年保証(10年目まで無料定期点検)その他は部位によって異なる。引渡後、1ヶ月、6ヶ月、1年、2年、5年、7年、10年の無料点検を実施。
施設:荷物預かり倉庫、資材置場、作業所・倉庫、仮住い用住宅(一戸建て3棟、アパート(3DK)2部屋)
協和ハウジング社長の人柄(HPの代表者の挨拶から)
協和ハウジング株式会社 代表取締役 内山和男様
千葉房総地域に根ざしたハウスビルダーとしての歩みは、お陰様で40年という節目を超えることができました。(中略)
快適な住まいとは単に性能の高い家を建てる事だけで実現できるものではありません。ご家族の安らぎの場として充実した毎日に貢献できる住まいであり続けるためにも、私どもはお引渡しした日を新たなスタートとして住まう方との間に築いていく信頼を大切にしております。そのひとつの形が施工後10年続く住まいの無料点検や様々なアフターサービスであり、「五耐の家」という信頼のブランドと相まって、皆さまから厚いご支持をいただくことに繋がっているのだと確信しております。(後略)
という事です。「まじめな家づくり」をキャッチフレーズに房総半島の中央部の茂原市の地域密着を志向しているようです。
協和ハウジングの特徴
協和ハウジングは協和ハウジング本体とトラストホームという別ブランドが有るようです。まずは協和ハウジング本体について見て行きます。
協和ハウジング、3つのこだわり。
「まじめな家づくり」「注文住宅」「生涯お付き合い」のこだわりが有るそうです。
「まじめな家づくり」へのこだわり
他者に先駆け構造躯体に4寸柱を導入。また地震・災害に強く、丈夫で長持ちする家を実現するための工法だけでなく、基礎や構造躯体も建築基準法で定められた数値を大幅に上回る性能仕様をいち早く達成。地盤も事前に綿密に調査し必要とあらば改良工事を実施するなど、いっさい妥協しない「まじめな家づくり」にこだわっています。 という事です。具体的な仕様を表示してもらった方が良いですね。
「注文住宅」へのこだわり
住まう人の考え方や暮らし方、生き方にあわせて住まいを作る。だからこその注文住宅。皆様の住まいに対するご要望や将来の家族設計などをていねいにお聞きし、これをプランとしてご提案するところから始まります。経験豊かな営業、設計、工事スタッフに皆様の思いを存分にお伝えください。ご予算、敷地条件などを考慮しながら、ご家族の想いに応える住まいをプロデュースさせていただきます。 一品生産の注文住宅に限った方針のようです。
「生涯お付き合い」へのこだわり
一棟一棟、お客様の家を全社員体制でサポートいたします。また、社内に品質管理委員会を設置するほかさまざまなプロジェクトによって、より安心できるサポートを追求し続けます。 地域密着型の良いところですね。
協和ハウジングの商品説明
協和ハウジング本体の「五耐の家」と別ブランドの「トラストホーム」の3種類の商品があります。
日本と千葉房総の気候風土に着目した高性能住宅「五耐の家」
五耐というのは耐震、耐風、耐雨、耐湿、耐塩の事ですねそれにプラスアルファという項目があります
耐震
地盤調査、地盤補強工事、ベタ基礎工法、剛床工法、耐震金物、耐震座金、KSB工法(協和セーフティバランス工法)、耐震工法という項目で記事にしていますがその多くは建築基準法をクリアーするために必要な一般的な工法です。 KSB工法(協和セーフティバランス工法)というのはかえるけんちく相談所では「モノコック工法」と呼んでいる工法です。
耐風・耐雨
防災陶器瓦、雨水進入対策検査、防水ルーフィング、透湿防水シート、スリーブ工事、軒天通気見切縁、防腐加工広小舞、KSB工法、外壁通気工法という項目で記事が書かれています。 かなり細かい事が多いので詳細は割愛します。九十九里浜に近い立地条件で横なぐりの雨が降る事からこの部分には特に注意を払っているように思います。
耐湿
全周床換気システム、基礎高は48cm、白アリ対策、断熱材、24時間換気システム、自然通気工法についての記述があります。 1階の床の高さは一般には60cmが多いのですが70cmにして10cm高くするというのはあまり見かけない防湿対策のように思います。「茂原」という地名が「藻の生えている原」という意味で湿地が多かったことからこのような対策が生まれたのでしょうか。
耐塩
板金工事、構造用金物、雨どい工事、雨戸、給湯器・屋外機などに耐塩害の工夫が有るそうです。 海に近いので上記の項目で塩害対策を行っているそうです。オプションのものもありそうですので契約前に良く確認しておきたいですね。
プラスアルファ
断熱サッシ、Low-Eペアガラス、省エネ給湯機器、省エネ浴槽、LED照明、太陽光発電システム、政令準耐火構造、火災報知器、フォースター建築材料、防犯・ドア、ガラス、サッシ、インターホン、ハイクリンボード、ワイドスイッチ、天井高さ、メーターモジュール、バリアフリー、スマートデッキ、光触媒コート外壁、点検口と、20項目の項目が挙げられています。お金を掛ければなんでもできますという感じですね。政令準耐火構造を標準仕様にしているのは特記すべき点でしょうか。
トラストホーム
協和ハウジングにはトラストホームというブランドがあります。 「住宅を建築する上で、最も大切なものはお金に関すること。 私たちトラストホームでは、安心して住まい造りが出来るよう、エアコン、カーテン、照明器具や食洗機、バス乾燥機など必要な物は全て標準装備して、プラン毎の金額をオープン表示しています」 という事で経済性に軸足を置いたブランドのようです。 トラストホームには3種類の商品があるようです。それぞれ4~6種類のバリエーションがありますがご紹介するのは1種類だけにします。
ソラージュ
ソーラーパネルを載せたタイプですね。 この価格の表示ではソーラーパネル350万円を含んでいるのかどうかどちらにもとれる感じです。契約前に確認する必要がありますね。
ラフィール・アミー
ママ目線の工夫を盛り込んだシリーズだそうです。 間取りだけではママ目線が分かりません。小技が効いているのでしょう。
ワンストレイ
大地と家族の一体感、素晴らしいキャッチコピーですね。 大きな食品庫は買い物難民になりがちな高齢者にはありがたいもののようにも感じます。
協和ハウジングの口コミ
良い口コミ
悪い口コミ
まとめ
「トラストホーム協和ハウジング」と記されている資料も有るのですが、会社名は「協和ハウジング」です。「トラストホーム」を検索すると全く表情の違うサイトになっています。トラストホームの会社概要を見ると「協和ハウジング」となっています。相当厳密にブランド分けをしている感じですね。
会社概要に仮住まい住宅や荷物預かり倉庫の記入が有って細やかな配慮を感じさせます。工法の説明など伝統的な方法で仕事を進めている工務店さんが少しづつ工夫して改良してという方法を取って「改善」しているようなイメージです。
この記事があなたの家作りのお役に立てることを願っています。
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サクドン
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