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アズビルの全館空調「きくばり」の特徴と評判〜全館空調比較〜【2026年最新】

きくばりの特徴と評判

まどりんまどりん
こんにちは、まどりんです!YouTube「間取り侍」で、アキラ先生のアシスタントをしています。今回は、全館空調の比較シリーズとして、アズビルの全館空調システム「きくばり」を調べてみました。

全館空調(ぜんかんくうちょう)は、1つの空調機で家じゅうの冷暖房・換気をまとめて行う設備です。廊下や洗面所まで温度差が小さくなるため、冬のヒートショック(急な温度差で血圧が大きく変わること)の対策として選ぶ人もいます。

「きくばり」は、ビルの空調制御で知られるアズビル株式会社(旧 山武)が自社で開発・販売・工事・点検まで行っている住宅用の全館空調です。この記事では、2026年11月時点の公式サイトの情報をもとに、しくみ・機種・費用・保証をまとめました。

この記事でわかること

  • 「きくばり」を扱うアズビルはどんな会社か(販売終了や事業の移管はあるか)
  • 家じゅうの空気を回すしくみと、電子式エアクリーナの性能
  • 「きくばり」各シリーズと「e-kikubari」のちがい
  • 価格・電気代・保証や定期点検サービスの内容

アズビル「きくばり」の概要

きくばり公式サイトのメインビジュアル(e-kikubari)
画像出典:アズビル公式サイト「全館空調システム「きくばり」」

数字で見るアズビル「きくばり」

まどりんまどりん
「きくばり」は、グループ会社ではなくアズビル株式会社そのものが扱っている商品でした。販売終了のお知らせもなく、2026年も休業案内などが更新されています。まずは近くの展示場で導入しているモデルハウスがあるか、公式サイトの一覧を見てみてくださいね。
商品名 全館空調システム「きくばり」/全館空気清浄 換気システム「e-kikubari」
メーカー アズビル株式会社(旧:株式会社 山武)
担当部署 ホームコンフォート本部(関東営業所・中部営業所・西日本営業所・九州事務所)
本社所在地 東京都千代田区丸の内二丁目6番1号 丸の内パークビルディング25階
創業/設立 1906年12月1日/1949年8月22日
資本金 105億2,271万6,817円
代表者 取締役 代表執行役社長 山本 清博(2026年6月のコーポレート・ガバナンス報告書より)
従業員数 5,143名/連結 9,170名(2026年3月31日現在)
販売・工事 住宅会社とアズビルが見積りを作り、工事はアズビルが行って住宅会社を通して納める流れ
取扱い実績のある主な住宅メーカー 旭化成ホームズ、スウェーデンハウス、住友不動産、住友林業、積水ハウス、大和ハウス工業、東急ホームズ、三井ホーム(ほかの住宅会社・工務店も相談可)
体感できる場所 azbilハウス(神奈川県藤沢市・予約制)のほか、公式サイトに各地の住宅展示場が掲載

アズビルと「きくばり」の歩み

アズビルと「きくばり」の歩み

アズビルは2012年に「山武」から社名を変えた会社で、ビルの空調制御で長い実績があります。住宅用の全館空調事業は、2013年のアズビルの技術論文に「15年前に発足」とあり、1990年代後半に始まったと読み取れます。その後、寒冷地向けのヒートポンプ式(2013年)、床置き型の室内機(2016年)、部屋ごとに温度を設定できるVAV制御(2016年)などを順に出してきました。

調べた範囲では、「きくばり」の事業がほかの会社へ移ったり、販売を終えたりした情報は見つかりませんでした。国内のグループ会社一覧にも、住宅空調だけを扱う別会社はありません。

きくばりのしくみ

きくばり sシリーズの設置イメージ
画像出典:アズビル公式サイト「製品ラインナップ|全館空調システム「きくばり」」

1台で家じゅうの空気を回すしくみ

「きくばり」は、1台の室内機で冷房・暖房・換気・空気清浄・除湿をまとめて行います。温度を整えた空気をダクト(空気の通り道になる管)で各部屋へ送り、吸込み口から戻した空気をまたきれいにして送る、という流れで家の中の空気を回します。吹き抜けや大きなLDKのような、エアコンを部屋ごとに付けにくい間取りでも、家全体を空調しやすいとしています。

  • 熱交換換気:建築基準法で決められた「1時間に0.5回」の換気を、出ていく空気の熱を回収しながら行います。外の空気を室内の温度に近づけてから取り入れるので、冷たい(暑い)空気が直接入りにくくなります。
  • VAV制御(sシリーズのオプション):部屋ごとに温度を設定できるしくみです。各部屋のリモコンで設定変更や温調オフができ、タブレットリモコンを使うと家じゅうの温度やスケジュールを一覧で管理できます。2018年にグッドデザイン賞を受けています。
  • 2ゾーン制御:家を2つのゾーンに分けて、全体の設定温度から±2℃の範囲で調整できます。
  • 除湿:「弱冷房除湿」と「再熱除湿(冷やした空気を温め直して、室温を下げすぎずに除湿する方式)」があります。sシリーズは両方を切り換えられ、rシリーズは弱冷房除湿、eシリーズは再熱除湿です。
  • 床暖房:公式のよくある質問では「基本的に不要」としつつ、好みで併用もできるとしています。

電子式エアクリーナ

電子式エアクリーナのしくみ

空気清浄は、プレフィルタで大きなほこりを取り、イオナイザで細かい粒子に電気を帯びさせ、コレクタで静電気によって集める「電子式エアクリーナ」です。最大で1時間に3〜5回、家全体の空気をきれいにするとしています。

  • 0.1〜2.5μm(PM2.5を含む)の微小粒子を99%除去(約8畳の密閉空間での試験)
  • 浮遊ウイルスを99.99%以上除去(約6畳の密閉空間での第三者機関の試験。2022年発表)
  • 集じんできる大きさの設計値は0.01μmまで。よくある質問では「実績値では0.3μmまで」とも書かれています

どちらも密閉した空間での試験結果で、実際の住まいでの効果ではないこと、カビなど微生物の活動をおさえる効果は確認されていないことが、公式サイトにことわり書きとして載っています。

まどりんまどりん
ビルの空調で使われてきた「VAV」を住宅に持ちこんでいるのが、アズビルらしいところですね。全館空調でも「寝室だけ少し涼しく」ができるかどうかは大事なので、検討するときはVAVを付けるかどうかを住宅会社に確認してみてください。

商品・機種のラインナップ

「きくばり」の製品ラインナップ
画像出典:アズビル公式サイト「製品ラインナップ|全館空調システム「きくばり」」

「きくばり」と「e-kikubari」のラインナップ

公式サイトでは、全館空調の「きくばり」と、空気清浄・換気だけを受け持つ「e-kikubari」の2本立てで紹介しています。

  • きくばり sシリーズ:室内機を床に置くタイプで、小さめから大きめの家まで対応するとしています。VAV制御とタブレットリモコンが使えるのはsシリーズだけです。屋根裏に置き場所が少ない家でも入れやすくするため、2016年に床置き型が登場しました。
  • きくばり eシリーズ・rシリーズ:住宅のプランや屋根の形に合わせて選ぶシリーズです。公式サイトには画像と除湿方式・リモコンの違いが載っているだけで、対応する延床面積などの数字は文章では確認できませんでした。
  • e-kikubari:冷暖房はルームエアコンや床暖房に任せて、電子式エアクリーナと第1種熱交換換気で家じゅうの空気をきれいに回す設備です。エアコンで暖めた空気が廊下や脱衣所にも回るとしています。フィルタは2週間に1回以上の掃除、点検は3年に1回以上(換気装置を追加した場合は2年に1回以上)が必要です。

なお、シリーズの数は、公式サイトの本文では「3つのシリーズ」、ラインナップ画像の説明では「4つのシリーズ」と書かれていて、表記がそろっていません。過去には寒冷地向けのヒートポンプ式や、30〜40坪向けの小型システムも発表されています。いまの機種の細かい仕様は、資料請求で確認するのが確実です。

まどりんまどりん
「全館空調はちょっと大がかり…」という人には、エアコンと組み合わせる「e-kikubari」という選び方もあります。資料請求のときに、自分の家の広さだとどのシリーズになるかを聞いてみましょう。

価格の目安・ランニングコスト

e-kikubari の設置イメージ
画像出典:アズビル公式サイト「製品ラインナップ|全館空調システム「きくばり」」

価格・ランニングコストの目安

本体や工事の価格は、公式サイトに記載がありません。よくある質問では、費用は家の大きさ、気密・断熱の仕様、工法、建てる地域によって変わるため、住宅会社を通して見積りを出すと説明しています。電気代の目安も公式サイトには載っていません。

  • 電気料金の工夫:「低圧電力(三相電源)」の契約に対応した機種があります。ふつうの家庭の契約(従量電灯)より1kWhあたりの単価が安い一方で、基本料金が別にかかります(公式サイトの比較は2022年4月時点の東京電力の料金)。
  • 省エネの工夫:熱交換換気や、ゾーン・部屋ごとの風量調節で、むだな冷暖房をおさえるとしています。
  • 使用年数と交換:空調機の想定使用年数は10年が目安、フィルター類は2〜3年に1回の交換が必要とされています。
  • 点検費用:定期点検サービスは有料で、料金は機種・台数・点検内容によって変わります(金額は公式サイトに記載なし)。
まどりんまどりん
金額が公式サイトで見られないのは、比べる側としては少し困りますね。全館空調は入れたあとも点検や10年ごろの入れ替えにお金がかかるので、見積りでは本体・工事・点検・将来の交換の4つを分けて出してもらいましょう。

保証・メンテナンス

きくばりのアフターサービス体系
画像出典:アズビル公式サイト「アフターサービス|全館空調システム「きくばり」」

保証と点検の3段がまえ

  • 製品保証:アズビルの標準保証期間です(年数は保証書で確認)。2016年4月以前に買った場合は1年のことがあります。住宅会社が別に保証を付けていることもあるので、請負契約書の保証の項目もあわせて確認するよう案内されています。正規の販売店以外から買った機器は対象外になる場合があります。
  • 定期点検サービス(有料):年1回、電気系統や冷凍サイクル、約30項目の運転データ、ドレン管(結露水の排水管)の洗浄、電子式エアクリーナの清掃などを点検します。購入から2年以内に申し込みます(2年をすぎても条件が変わって申し込み可)。2026年1月〜2029年12月の契約期間中は、24時間365日のホットライン、集じんセルの交換保証、消耗部品・修理部品・工事費用の20%割引が付きます。修理や部品交換の費用そのものは含まれません。
  • 10年間長期保証サービス:購入から10年間、故障や経年劣化による修理を定額の有償で保証し、回数の制限なく対応するとしています。購入から12か月以内の申し込みで、定期点検サービスへの加入が条件です。
  • 日ごろのお手入れ:フィルタを掃除機で吸うだけとしています。
まどりんまどりん
点検と10年保証を組み合わせられるのは安心材料ですね。ただ、10年保証は買ってから12か月以内に申し込まないと入れません。引き渡しのときに書類をもらったら、すぐに申し込むか決めておきましょう。

きくばりの口コミ・評判

動画で見る全館空調(きくばり公式サイト)
画像出典:アズビル公式サイト「全館空調システム「きくばり」」

口コミがないときの評判の確かめ方

家づくりの掲示板「マンションコミュニティ」を調べましたが、「きくばり」について書かれたスレッドや口コミは見つかりませんでした(2026年11月時点)。そこで、この記事では口コミは紹介せず、評判の確かめ方をまとめます。

  • 実際に体感する:藤沢市のazbilハウス(予約制)や、公式サイトに載っている住宅展示場のモデルハウスで、温度のムラや吹出し口の風・音を確かめましょう。できれば暑い時期と寒い時期の両方で行くと違いがわかります。
  • 住宅会社に導入した家の話を聞く:電気代、点検費用、故障したときの対応など、住んでいる人の実例をたずねてみましょう。
  • メーカーの紹介文の読み方:公式サイトの試験結果や紹介文は、メーカーが選んで載せた情報です。条件(密閉空間での試験など)まで読んで判断しましょう。
まどりんまどりん
ネットの口コミがないので、自分の体で確かめるのがいちばんです。モデルハウスに行ったら、2階の寝室とトイレの温度をこっそりチェックしてみてくださいね。
まどりんまどりん
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まとめ

きくばりの10年間長期保証サービス
画像出典:アズビル公式サイト「アフターサービス|全館空調システム「きくばり」」

アズビルの「きくばり」は、ビル空調の技術をもとにした住宅用の全館空調で、2026年11月時点でもアズビル株式会社のホームコンフォート本部が販売・工事・点検を続けています。部屋ごとに温度を設定できるVAV制御、電子式エアクリーナ、熱交換換気がそろっていて、エアコンと組み合わせる「e-kikubari」という選び方もあります。

一方で、価格や電気代の目安は公式サイトに載っておらず、家ごとの見積りになります。導入を考えるときは、展示場やazbilハウスで体感したうえで、住宅会社に本体・工事・点検・将来の交換費用まで含めた見積りを出してもらうと比べやすくなります。

まどりんまどりん
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!間取りで迷ったら、アキラ先生にも相談してみてくださいね。

公式サイト:全館空調システム「きくばり」/きくばりとは/e-kikubariとは/製品ラインナップ/アフターサービス/よくある質問/ショールーム・モデルハウス/アズビル株式会社 会社概要

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まどりん

この記事を書いた人:まどりん

YouTube「間取り侍」で、一級建築士アキラ先生のアシスタントをしています。家づくりで役立つ住宅会社の情報を、わかりやすくお届けします。

監修:一級建築士 アキラ先生

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コトノハ

夫と反抗期な長男とまだまだ可愛い次男の4人暮らしです。 のんびりものですが、興味のあることにはフットワークが軽いかも? 健康や身体への興味強めで、最近は身体ワークなるもので 身体の奥深さを目の当たりにしています。 ただいま、マイホームを建てるために奮闘中です。