「床下暖房」ってご存知ですか?
私は存じませんで、
床暖房の別名くらいかと思っていたらあらやだ、違うんですって。
というわけで、今回は床下暖房について、ご紹介します!
床下暖房とは?
床下暖房とはいったい何かというと、
名前の通り、床下を暖める暖房のことでした。
床を暖めるのが床暖房、床下を暖めるのが床下暖房。
![2017-02-17yukasita](https://i0.wp.com/iejoho.com/wp-content/uploads/2017/04/2017-02-17yukasita.jpg?resize=700%2C171&ssl=1)
出典:『建築家紹介センター』
ただ、私達は床下に住んでいるわけじゃないので床下だけ暖めたって意味ないわけですが、
そこはもちろんちゃんと仕組みがありまして…、
「床下を暖める→床が暖まる→部屋が暖まる」
と、もう一つ、
「床下の暖まった空気が床の吹き出し口から出る→部屋が暖まる」
という二通りの暖め技を持った暖房方式、
それが、「床下暖房」なわけなのです。
快適に床下暖房を使う必須条件3つ
![36ddce251b90f7f917ac6551ea0a4bc3_s](https://i0.wp.com/iejoho.com/wp-content/uploads/2017/04/36ddce251b90f7f917ac6551ea0a4bc3_s.jpg?resize=640%2C427&ssl=1)
床下暖房で快温快適生活を楽しむには、
満たさなければならない条件があります。
それが、以下の3点。
1.高気密高断熱の家であること
基本的に床下暖房というのは一部屋に一台ではなく、
一台の熱源で家全部を暖める!という仕組みの暖房なのですが、
(床下からダクトで温かい空気を運び、各部屋に吹き出す。)
それだけの広範囲で暖かさを維持するには、
放出された熱を逃がさない家自体の性能が必要になります。
つまり、逆にいえば断熱性が低くて隙間の多い家では、
せっかく床下暖房をつけても全然暖かくならないという、、
高性能な家が増えてきた今の時代だからこそ生まれた、
新しい暖房方法なんですね~。
2.基礎断熱であること
床下の熱を床に伝えるには、
一般的な床断熱では意味がなく、(断熱されて暖かさが伝わらない。)
床下の下、基礎の部分で断熱する必要があります。
3.信頼できる施工業者に託すこと
まだまだ広く浸透している暖房方法ではないため、
知識と経験のある施工業者もそれほど多くないようです。
例えば温風の吹き出し口ひとつとっても、
それをどこに設置するかで空気の巡りが全然変わってきてしまうそうで、
せっかく高いお金を出して快適さを買うならば、
業者選びは慎重にしたいところですね。
床下暖房のメリット
![3e5aaaac7ca2feee0d0d8ea98fc969c7_s](https://i0.wp.com/iejoho.com/wp-content/uploads/2017/04/3e5aaaac7ca2feee0d0d8ea98fc969c7_s.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
床暖房にはない床下暖房のメリットを挙げてみました。
床の温度が床暖房よりも低い
床暖房の床に長時間直接座っていると、
接触面がちょっと熱いなーということがあるかもしれません。
(低温火傷するような商品自体は最近ではほとんど無いでしょうが…。)
床下暖房は床暖房よりも床温度が低いため、そういった不快感はなさそうです。
床材が自由に選べる
床暖房は基本的に床暖対応の床材を選ぶ必要があり、
無垢材を使いたい施主さんは困ることが多いようです。
床下暖房であれあ床材は自由、好きなものを選ぶことが出来ます。
コストが安い
取り入れるタイプによっても変わってきますが、
いずれにしても、床暖房よりも導入コスト、ランニングコストともに安くすむとされています。
![about_table](https://i0.wp.com/iejoho.com/wp-content/uploads/2017/04/about_table.jpg?resize=720%2C390&ssl=1)
冷房もOK
私が調べた限り、床下暖房で暖房機能のみのものは見られず、
基本的には夏は冷房として使えるものばかりでした。
少ない家電ですっきりと暮らせるのは、いいですね。
床下暖房の種類
オンレイ『Eシステム』
![]()
輻射熱と気流を併用した、全館冷暖房。
最新式のヒートポンプで作られた温風または冷風を、ダクトを通して各階の床下空間に送り込むことで、
床全面を使った輻射熱により家中を暖めたり冷したりすることができます。
出典:「オンレイ」HP
株式会社オンレイの床下冷暖房システム。
オンレイの各種要件を満たした認定店にて施工可能です。
『CCFスタイル』
![]()
①室内の空気を暖めて家全体に効率よく循環させる。
室内機により集められた空気は、ヒートポンプ方式で効率よく暖められ、床下チャンバボックスへと送り込まれます。②床下空間と床面全体を、同時に暖める。
床下チャンバボックスに送り込まれた温風は、床下ダクトを通り床下に放出され、床下空間と床面全体を同時に暖めます。③床下から、家全体を心地よく暖房。
床全体を暖めた床下の空気が、各所に設けられた床吹出口より放出され、家全体を心地よく暖めます。
「オンレイ」とほぼ同じ感じのシステムですね。
新築設計の段階で設計者に相談するか、
CCF取扱い店に施工を依頼することで導入できます。
エアコン採用スタイル
![yukadanzu](https://i0.wp.com/iejoho.com/wp-content/uploads/2017/04/yukadanzu.jpg?resize=600%2C400&ssl=1)
単純に、床下でエアコンを稼働させ、
その温風を家中に巡らすようなスタイルもあります。
![yukadanbou01](https://i0.wp.com/iejoho.com/wp-content/uploads/2017/04/yukadanbou01.jpg?resize=262%2C194&ssl=1)
エアコン上部は床上に出ています
先に紹介した二つのようにしっかりシステム化されているものと違って、
こちらは施工によりけりという部分が大きいようなので、
一段と施工業者の選定に検討が必要です。
以上、床下暖房についての調査結果をお伝えしました!
調査中どこを見てもだいたい床暖房と比較されていた床下暖房ですが、
たしかに床暖については不満や後悔をぼちぼち見かけるし、
一考の価値はあるかもしれませんね。
気になる方はぜひ、各社HPなどを研究してみてくださいませ!
では、また~~♪
![](https://i0.wp.com/iejoho.com/wp-content/uploads/2016/04/-e1461242769791.jpg?fit=60%2C80&ssl=1)
mashuko
![](https://i0.wp.com/iejoho.com/wp-content/uploads/2016/04/-e1461242769791.jpg?fit=60%2C80&ssl=1)
最新記事 by mashuko (全て見る)
- ウィザースホームの評判と特徴〜ハウスメーカー比較㉘〜 - 2023年12月12日
- ミサワホームの評判と特徴〜ハウスメーカー比較⑲〜 - 2023年10月31日
- パナソニックホームズの評判と特徴 〜ハウスメーカー比較⑨〜 - 2023年10月31日