前回は「日本スティーベル」でしたが、第二回目の今回は「ローヤル電機」の第一種換気システムがどんなものなのか見ていきたいと思います。
「ローヤル電機」とは？
ローヤル電機の社是は、『開拓の精神で顧客に奉仕する』です。
主に、⑴送風機 ⑵浴室用照明・換気扇 ⑶住宅用・ビル設用換気装置が製品の三本柱ので、換気装置の専門性が高い会社のようです。
会社概要
社 名：ローヤル電機株式会社
設立年月日：昭和30年5月24日
本社所在地：〒108-0074 東京都港区高輪2丁目16番37号オーク高輪第2ビル6F、7F
資 本 金：480,000,000円
ローヤル電機の第一種換気システムの特徴
ローヤル電機の換気システムは第一種換気システムのみの取り扱いとなっています。
製品を絞ることで、創立以来の信頼のファン技術と最新の技術を融合し、高機能な換気装置を提供しているようです。
全熱交換型24時間換気装置
4つのシリーズに共通している機能は
温度交換
温度の高い方から低い方へ熱を移動させることにより室内の温度に近づけて外気を取り込むので、夏涼しくて冬暖かい。87～90％の熱交換率を実現。
湿度交換
じめじめした夏は除湿して室内に供給し、乾燥する冬には加湿して室内に供給するので一年を通して快適に。また、「高性能ガスバリア性透湿膜」の採用により熱と水分だけ移行し、臭気や汚染空気は遮断するため、トイレの臭い等が戻ることがありません。
天井設置
一階の天井内や二階の小屋裏に設置可能。メンテナンスのために天井点検口の設置が必要（SE100はダクトレスのため必要なし）。
DCモーター
同じモーターでも消費電力の少ないDCモーターを採用。家の大きさに合わせて風量を10段階で調整できるため、過剰なモーターの運動を防ぎ消費電力を抑えます。
花粉フィルター
外気に含まれるホコリや花粉を除去するフィルターを装備。
標準でも10㍈の粒子を80％以上カット。オプションでPM2.5対応フィルターもあり。
SE200R/RS（対応坪数～40坪／台）
価格
SE200 214,000円
SE200RS 254,000円
高い熱交換率
熱交換率が90％というのはかなり高く、業界トップクラスです。
また、湿度交換率は67％、温度と湿度を合わせた全熱交換率は80％ととても高い水準です。
この高い熱交換率を実現できるのは、対交流型という六角形の形に秘密があります。
一般的な四角形よりも冷気と暖気の接触面が多いことで、一度に熱交換を行う面積を増やせ効率的に熱交換できるのです。
床下にも設置可能
本体は11.5㎏と軽量のため天井に設置できますが、床下にも設置できることでメンテナンス性が向上（床下点検口が必要）。
SE200RSのみの機能
省エネモード・寒冷地対応
省エネモードに設定すると外気温が15℃～23℃の時（春や秋）、センサーで外気温を感知しで省エネ運転を行います。最少風量で運転するためモーターの消費電力を抑え電気代を節約します。
外気温が－10℃以下になると給気側のファンを自動で最小運転にすることで過度な冷気の取り込みを防ぐので寒冷地でも安心して使えるように。
お掃除ランプ
風量調節コントローラーが標準でついていて、お掃除時期を知らせるランプも搭載。
SE300（～50坪／台）
価格
326,000円
大風量
高い熱交換効率はそのままに、大風量を実現したため50坪までなら一台でOK！
SE200Rでは二台必要な物件でも一台で済むので、設置やメンテナンスの手間やコストの削減につながります。
シリーズ最高の熱交換率
熱交換率90％、湿度交換率71％、全熱交換率82％とSE200Rより高い交換率を実現。
虫取りフィルター
外気に含まれる小さな虫をキャッチし、虫が苦手でも触れることなく処理することが可能なので、メンテナンス性向上。
SE300では標準品ですが、SE200シリーズにもオプションで付けられます
省エネモード・寒冷地対応
SE200RSと同様。
SE100RD（～25坪／台）
価格
120,000円
ダクトレス
一番の特徴はダクト配管がないこと。そのため、4つのシリーズの中でも一番コストが低く、手軽に全熱交換換気が取り入れられる。
天井カセット型でダクトスペースが必要ないので省スペースで済むのが嬉しい所。
床下設置不可。
熱交換率
他に引けを取らない95％。
メンテナンス
各シリーズのメンテナンス方法は以下の通り。
詳しくは取扱説明書に書かれていますが、おおよそ１～３か月ごとにフィルターを掃除機で吸い取り、頑固な汚れは水洗いできます。
フィルターは1～2年で交換するのが目安のようです。
まとめ
『ローヤル電機』の製品の水準の高さが、熱交換率の高さに表れているなと思いました。
前回の日本スティーベルにも感心しましたが、ローヤル電機のダクトレスでもあの熱交換率の高さに驚きました。
次回の『トルネックス』の製品にも期待が膨らみます
では、次回もお楽しみに！
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