みなさんのお宅では、床暖房をお使いですか?
私はこれまで2軒の家で2種類の床暖房を使ったことがあるのですが、
その使用感は最高と最低の両極端、
同じ「床暖房」でも色々あるのねーという、実体験をしました。
というわけで、(いきなり)始まりました床暖房調査シリーズ。
今回はまず床暖房の基本的な種類について、お伝えします!
参照:「床暖房で快適.com」
「ガス」を使う床暖房
床暖房の熱源は基本的に、ガスか電気のどちらかです。
まずはガスを使う床暖房をご紹介しますね。
(といってもガスは1種類のみです。)
温水式ガス床暖房
ガス給湯器で沸かしたお湯を床下のパイプに循環させることで、
床や部屋全体を暖めます。
電気を使う床暖房よりもパワーが強く、立ち上がりも早く感じられるそうです。
実は私の“初床暖”が、新築マンションに備えられていたこのタイプ。
いやー床暖って暖かい!最高~!と、感動したのを覚えています。
「電気」を使う床暖房
次に、熱源に電気を使うタイプの床暖房です。
こちらは、4種類ご紹介します。
1.温水式電気床暖房
先ほどの温水式ガス床暖房の、電気版。
エコキュートなどの「ヒートポンプ」(空気の熱を冷暖房等に有効活用するシステム)
を使って温水を作り床下を巡らせ、部屋を暖めます。
出典:「床暖房で快適.com」
他の種類に比べてとにかく立ち上がりが遅いというのが特徴らしく、
タイマー機能を駆使する必要がありそうです。
せっかく長い時間かけて暖めるので、
朝の支度の間だけ暖めたくてすぐ全員家を出ちゃいます!
みたいなお家には、向いてなさそうですね…。
2.蓄熱式床暖房
“深夜電力などで蓄熱材を暖め、
そこからの輻射(遠赤外線)で室内を連続的に暖める方法”です。
日中は蓄熱材から熱が放出されるだけなので電気も使わないし、
暖房を入れたり切ったりすることなく、一日中暖かさが持続します。
蓄熱式床暖房「スミターマルシステム」
出典:「住化プラステック」HP
設定によって深夜の電気代は安くできるので、経済的ですね!
と思いきや、こちらは初期費用が高いんだそうです。。
(コンクリート工事費や断熱材等。)
3.PTCヒーター式床暖房
PTCという面状のヒーターを床下に設置するタイプの床暖房です。
このPTCヒーターは、温度が高い部分は自動的に発熱を抑える、
という便利な調整能力を持っていて、
(例えば日に当たってる床部分では発熱しないなど。)
無駄な電気を使わずに済みます。
出典:「ミタケ電子工業」HP
また、ヒーターが薄く床高をあげずに施工できるため、
リフォームでも取り入れやすいそうです。
4.電熱線ヒーター式床暖房
床下に設置された電熱線ヒーターから熱を発する床暖房。
昔からある床暖方式で、熱源パネルを設置するのみなので、
初期費用も安いのだそうです。
出典:「床暖房で快適.com」
私が使ったことのある床暖2種類のうち、
もうひとつがこちらのタイプだったんですが、
とにかく電気代が高いくせにあんまり暖かくもない…、、というツラい思い出が。笑
というか、それで結局ほとんど使わなかったんですけどね。
そんなわけでこのタイプの床暖房は一日中ではなく、
時間を区切った使い方の方が向いているようです。
「ガス」も「電気」も使う床暖房
ハイブリッド給湯・暖房システム
ECO ONE(エコワン)ダブルハイブリッド
出典:「リンナイ」HP
これまでは上記のようなラインナップが一般的でしたが、
ここ数年で各社から「ハイブリッド給湯・暖房システム」なるものが発売され、
床暖房でもハイブリッドが可能となっています。
年間床暖房ランニングコスト
出典:「リンナイ」HP
パワーもあってランニングコストも安い、
という電気とガスのいいとこ取りのような床暖房が広がりつつあるようで、
これは、注目ですね~。
以上、床暖房の種類について、ご紹介しました!
なんだかほんとに色々あって悩んでしまいますが、
実際にそれを使う部屋の広さだったり、ご家族の生活スタイルによって、
相性は変わってきそうです。
床暖房を選ぶ際はぜひその辺りも含め、検討してみてくださいね。
さて、次回からは床暖房それぞれの種類について、もう少し詳しくお伝えしていきます!
では、また~~♪
mashuko
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