
11.302017
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北海道の工務店比較、シリーズ第3弾は北見市に本社が有るアートホームです。この順番はランキングではありませんので誤解しないでくださいね。
・木造軸組
・坪単価 50~70万円未満
会社名:株式会社アートホーム
本社所在地:北海道北見市本町2丁目4番10号
千歳と札幌に支店があります。
設立:平成2年
資本金:2,000万円
年間施工棟数:-
従業員数:60人
施工エリア:北海道(札幌市・石狩市・小樽市・北広島市・江別市・旭川市・函館市・釧路市・苫小牧市・帯広市・北見市・室蘭市・千歳市 他)
東北(秋田県)
アフターメンテナンス:-
業務内容:住宅設計・施工、住宅増改築・リフォーム、家具の製作輸出入販売・インテリア用品の輸出入販売、店舗の設計・施工、マンション・アパートの設計・施工、酒類輸出入販売
代表取締役 鈴木 和幸さん
お客様が家を建てるというコトについて(中略)
価値をお客様に認めていただくコト。人としてお客様に信頼をいただくコト。会社としてお客様に安心をあたえるコト。家づくりという、非日常の時間を楽しんでいただくコト。最後にモノを受け取っていただくのではなく、コトを受け取っていただく。その為の努力をする。これが、私たちのお仕事です。
という事で文字以上のものを受け取ってほしいという詩になってます。
とてもお洒落で魅力的なホームページです。ただ知りたい情報がどこにあるか分からないのが辛いところです。イタリアンレストランやワインショップの経営や家具の販売などもやっているそうです。ミラノに支店が有るようですが内容は良く分かりません。理解を進めるためにホームページの項目通りに見て行きます。
あ、その前にユーチューブに会社紹介があります。新しいものにチャレンジする会社ですね。
それではホームページの内容に沿って見て行きましょう。
すみごこち見学会、構造現場見学会、家計の未来予想図勉強会、オープンハウス、モデルハウスなどのイベントを活発に行っているようです。
正方形の写真を縦横4コマづつ2ページと7枚、合計39件の施工事例全部見ましたがほとんど同じテイストの作品と見て良いと思います。スケルトン階段、その周りの吹き抜け、白い壁天井に梁の現し、梁は自然塗料のオスモカラー塗りのやや黒っぽい仕上げ。
間取り図は矩形には納めないで何らかの変化を持たせています。特にエントランス廻りへのこだわりが感じられます。工務店の設計ですが個性を前に打ち出しています。好き嫌いでハッキリ分かれると思います。
特徴的なところを拾ってゆきます。詳細はホームページを見てくださいね。
構造材はフィンランド産のホワイトウッドの集成材。接合金物はタツミ社のTEC-ONE、最近は一般化されている工法です。
熱伝導率が0.02W/m・kでグラスウールの約2倍の断熱性能のフェノールフォーム断熱材で、外張り断熱工法。サッシや気密性には触れていないのが気になります。
自動換気検知システム24時間換気には触れてませんね。
ヘッダー工法、最近は一般化されている工法です。
無垢の素材、オスモカラーといった自然素材を使っているそうです。内装のクロスにFFC(フェラス フェリック クロライド=水溶性二量体鉄塩)を塗布して防カビをしているそうです。これに関しては高い評価が確定されているわけではないようです。
ミニプロトという商品を積極的に売ろうとしているようです。2010年のグッドデザインを受賞したそうです。基本プラン、都会型プラン、2階リビング、6連窓ダイニング、3階建プランという5種類のプランが有りそれぞれにいくつかのオプションが有り25通りのプランが有るそうです。150棟の実績が有るようです。
ミニプロトでは価格が明確であることを打ち出しています。ホームページ上で自分で概算見積もりができるシステムが付いています。面白い考え方ですね。
全国のミニプロト施工代理店様を随時募集しています。と書いてあるところを見ると全国展開するつもりのようです。
良い口コミ
名は体を表すと言いますが「アートホーム」の求めているものはアートですね。自社の在り方を明確にしてそれを好まれるお客様に提供する方針のようです。様々な要求のあるお客様に対応しようとして没個性になるのを良しとしない潔さを感じます。吹抜と大きなガラス面を持つ建物が多く、一方で断熱性へのこだわりはあまり感じられません。家が寒いという口コミもあります。契約前に良く確認する必要が有ると思います。この記事が、工務店検討中のあなたのお役に建てることを願っています。
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