今回は、実際に登記をするにあたって必要な書類の作成方法について説明していきますね。
課税価格と登録免許税の計算方法

登記申請書には課税価格と登録免許税を書くところがあります。
課税価格とは、その名の通りその土地にかかってくる税金の計算の元になっている土地の価格です。
実際よりかなり低くでてきます。
ですので、自分が買った土地の価格が低くてもがっかりしないでくださいね。
むしろ、払うお金が少なくなってラッキーだと思います。
固定資産税評価証明書をもらおう
課税価格は固定資産税評価証明書から計算することができます。
私の場合は不動産屋さんが、自分で登記をするのであれば必要でしょうと、とってきてくださいました。
住んでいる市に請求するともらえます。

自分で登記しない場合でも、毎年かかってくることになるお金の大体を把握するのに役立つと思います。
なぜなら、この金額から毎年払う固定資産税を計算することができるからです。
家を買うときにはその後かかってくる費用を計算することも大事だと思います。
もらえるのは、土地を持っている本人か委任された方など限られているので、取ってきていただくか、委任状をもらう必要があります。
登録免許税の計算
さて、評価額がわかったら次に登録免許税を計算しましょう。
登録免許税 = 課税価格 × 税率
です。
① 課税価格は1000円未満は切り捨てて計算してください。
例)1,234,567円 → 1,234,000円
② 税率は年によって変わりますから注意してください。
H29年3月31日までは 1000分の15 になっています。
不安な場合は計算式と一緒に登記官の方に聞いてみましょう。
③ 登録免許税の価格も100円未満は切り捨てしてください。
例)123,456円 → 123,000円
登録免許税の注意点
最後に注意点です。

土地をそのまま買う場合はこの計算式でいいのですが、分筆したり合筆している場合には計算が変わってきます。
①分筆だけしているのであれば、土地の面積に応じて課税額をだしてください。
課税額 = もとの課税額 × 自分の土地になる面積 ÷ 全体の面積
②合筆している場合は、合筆した土地をすべて足して課税額をだしてください。
課税額=全部の土地の課税額の和
③合筆してから分筆している場合は、合筆した土地をすべて足してから面積に応じて課税額をだしてください。
課税額=全部の土地の和 × 自分の土地の面積 ÷ 全体の面積
たとえ、自分の土地に関係ない場所が合筆されていたとしても、③の式になるので注意してくださいね。

yutieru

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