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「発泡プラスチック系断熱材 フェノールフォーム」の特徴  〜断熱材を知ろう!⑧〜

 

こんにちは、ゆちえるです。

今回は断熱材特集その⑧です。

発泡プラスチック系はたくさん種類もある上に似ていてややこしいですね。

私も調べてみるまでこんなに種類分けされているのを知りませんでした。

知れば知るほど奥が深い断熱材、ではその⑧です。

フェノールフォームってなあに?

 

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(参考:旭化成)

 

フェノールフォームは、フェノール樹脂をもとに発泡硬化させて作られます。

「フェノール樹脂」とは、熱硬化性樹脂の一つで、世界で初めて人工的に合成されたプラスチックです。

多くのプラスチックが、 熱を受けると溶けるのに対して、フェノール樹脂は熱に強く、熱で硬化する特徴があります。

発泡プラスチックの中でも、熱的・化学的に最も安定した性質を有すると共に優れた断熱性を有します

1940年代初め、欧州において世界ではじめて商業生産され、日本では1960年頃から生産が開始されており、比較的歴史をもつ物質です。

(参考:フェノールフォーム協会)

 

フェノールフォーム断熱材の特徴は、「難燃性」「断熱性」「ノンフロン発泡」です。

「充填断熱工法」や「外張断熱工法」のどちらにも対応できるようです。

 

ハウスメーカーでは、セキスイハイム、ヘーベルハウスなどで使用されているようです。

 

 

フェノールフォームの性能は?

熱伝導率 : フェノールフォーム 0.023~0.040 W/m・k
平成25年度 断熱基準をクリアする断熱材の厚さ (4~7地域)  壁 : 65~90mm

 

 

熱伝導率は非常にいいですね。

種類により、熱伝導率が変わるのですが、有名どころのネオマフォーム、フェノバボードは0.020かそれ以下の数字を書かれているので、断熱性能は非常に優れているのだと思います。

 

また、基材のフェノールフォーム樹脂はで炎を当てると炭化する性質があり、燃焼時の有毒ガス発生の心配もありません

燃えにくいし、有毒ガスも発生しないのは安心ですよね。

 

ただ、残念なことに、やはり価格は高めのようです。

 

平成25年度の断熱基準の地域区分表はこちらです。

自分の家がどのくらい寒い地域なのか参考になると思います。

 

 

 

 

 

フェノールレンフォームを作っている会社

さて、フェノールフォームはどんな会社が作っているのでしょうか?

とっても有名な会社を2社紹介しますね。

 

 

旭化成
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よくCMでも見かける有名企業だと思います。

そうです。ヘーベルハウスもこの会社ですね。

ネオマフォームという商品を扱っています。

 

(参考:旭化成HP)

 

積水化学工業

 

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積水化学工業といえば、そうです、セキスイハイム。

実はフェノバボードという断熱材も販売しています。

ちなみに、積水ハウスは別会社です。

(参考:積水化学工業HP)

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

結構いい材料ですが、使いどころが難しいなというのが正直な感想です。

吹き込みではないので、セキスイハイムやヘーベルハウスのように最初から断熱材を組み込んでユニットにしているほうが断熱欠損がなく使えるのかもしれませんね。

工務店などでメインの断熱材として使うのは厳しそうに思いました。

ハウスメーカーで内部構造を見る機会がありましたら、よく見てみてくださいね。

 

以上ゆちえるでした。

 

 

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yutieru

ただいま新築検討中の主婦、ゆちえるです。 主婦目線からの家を建てるのに必要な知識を皆様にお届けします。キャラクターは息子達が大好きな兎です。