
11.152016
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こんにちは、ゆちえるです。
今回もちょっと変わった断熱材、ズバリ!炭化コルク!です。
聞いたことがないですね~。
コルクといって思いつくのがワインでした・・・。
ということで、今回も一緒にお勉強いたしましょう。
(参考:東亜コルク株式会社)
「炭化コルク」とは、炭化させることで、コルクのもつ高い断熱力をさらに強化させた断熱材です。
住宅の屋根・床・壁・天井の断熱材として、また冷凍冷蔵庫・定温倉庫・食品工場の断熱材としても使用されます。
製造方法はコルク粒を型に入れ、300から400℃の蒸気加熱と圧力を加え、コルク自身のヤニで固化するため接着剤は使用せず天然コルク100%です。
原料となるコルクはコルク樫の樹皮から生産されます。
コルク樫は生命力が特に強く、樹皮を剥ぎ取ってもまた新しい樹皮を再生できます。
つまり、木を切らずにいつまでも生産ができる自然と共生していける素材です。
また、その特徴としては、「自然素材」「弾力性」「吸音性」「消臭性」「調湿性」などがあげられます。
ダニに対しては、高い忌避効果を発揮します。
ホルムアルデヒドを出さないのでシックハウスの方にも安心ですね。
「充填断熱工法」「外貼断熱工法」の両方の工法で使われます。
炭化コルクは、無添加や自然住宅を特徴にしている工務店でいくらか使われていますが、ハウスメーカーの仕様では無いようです。
特にグラスウールと変わらない性能ですね。
無添加、自然の素材ということは魅力的ですが、やはり価格は高いです。
平成25年度の断熱基準の地域区分表はこちらです。
自分の家がどのくらい寒い地域なのか参考になると思います。
さて、炭化コルクの断熱材はどんな会社が販売しているのでしょうか?
主な会社を紹介しますね。
神戸コルク株式会社という会社もあったようですが、残念ながら倒産されたようです。
明治36年に株式会社安田秀吉商店として創業された会社です。
コルク専門業として、コルクが持つ天然の吸音、断熱、弾力性等の特性を研究し、時代のニーズに合った製品の開発・販売に力をいれています。
(参考:東亜コルクHP)
いかがでしたでしょうか?
天然素材の材料は人気が高いですよね。
個人的にはダニの忌避効果が非常に魅力的に見えます。
ただ、コルクは1枚だとそうでもないのですが、厚みがますほど切りにくく、施工しにくくなるようです。
例えばコルクを9cm柱の間に入れていこうとすると、結構大変そうな気がします。
炭化コルクを売りにしている工務店は思ったより多いですが、どのくらいの厚みを入れてもらえるのか、きれいにいれてくれているのかなど、やはり自分の目でみて納得してから選びたいですね。
以上ゆちえるでした。
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