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「繊維系断熱材 ロックウール」の特徴  〜断熱材を知ろう!②〜



 

こんにちは、ゆちえるです。

今回は断熱材特集その②で、ロックウールの巻です。

色々な断熱材の特徴を知って、新築する際の参考にしてくださいね。

ロックウールってなあに?

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(参考:日本ロックウール株式会社)

ロックウールは、製鉄会社で鉄鉱石から鉄分を抜いた、高炉スラグと呼ばれる岩石状の製鉄副産物を主な原料としています。
そのスラグを溶融炉にて約1,500度の高温で液状に溶かし、高速で回転するスピナーの上に垂らすと、遠心力で糸を引きながら飛ばされます。

綿アメの製法と同じ原理で、岩石から繊維が作られます。これがロックウールです。

 

ロックウールも昭和13年に工業化されてから使われており、古くから使われています。

欧州では「ミネラルファイバー」と呼ばれています。

 

ロックウール断熱材の特徴は、断熱・吸音・不燃・耐水性です。

特にロックウールは耐水性が特徴にあげられやすいです。

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(参考:JFEロックファイバー株式会社)

 

一般的に、壁・天井の「充填断熱工法」に用いられています。

 

ロックウールを直訳すると「石綿」なので、アスベストとよく勘違いされますが、全く別物です。

しかし、1988年以前に製造されたロックウールは石綿製品のラインを流用したプラントで製造された製品が多く、ライン内に残留した石綿が若干ながら混入している事があるようです。

 

また、ハウスメーカーでも、積水ハウス、三井ホーム、クレバリーホームなど、非常にたくさんのメーカーで使われている材料です。

 

 

 

ロックウールの性能は?

熱伝導率 : ロックウール 0.038 W/m・k
平成25年度 断熱基準をクリアする断熱材の厚さ (4~7地域)  壁 : 90mm

 

熱伝導率はグラスウールと同じですね。

耐熱性はグラスウールより高いです。

650℃以上の熱にも耐えられるほど熱や火に強く、有毒ガスも発生しません。

 

 

平成25年度の断熱基準の地域区分表はこちらです。

自分の家がどのくらい寒い地域なのか参考になると思います。

 

 

 

 

ロックウールを作っている会社

さて、ロックウールはどんな会社が作っているのでしょうか?

2014年のシェアトップ3はこんな会社です。

 

 

JFEロックファイバー
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湿気に強いロックウール断熱材、アムマットを主力にしているメーカーです。

平成元年(1989年)に川崎製鉄(現、JFEスチール)と松下電工(現、パナソニック)の2社が主要株主となり設立されました。

JFEスチールは日本有数の企業ですから、よく知られていると思います。

そのJFEスチールで生まれた高炉の溶融スラグを100%主原料にすることが特徴の1つです。

 

 

(参考:JFEロックファイバーHP

 

ニチアス
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国内製造量ナンバー1をうたっている会社です。

ホームマットNEOという商品が主力です。

ニチアスのロックウールは宇宙ステーションで小豆の栽培実験に利用されたそうですよ。

 

(参考:ニチアスHP)

 

日本ロックウール株式会社
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実はニチアス株式会社が100%の株式を持っている会社です。

建築用のロックウールのほかに、やさいはなポットなど農業資材としてのロックウールも販売しています。

 

(参考:日本ロックウール株式会社

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

私はロックウールはグラスウールと同様に長い間使われているだけに、安く、弱点もよくわかり安心して使える材料だと思っています。

しかし、耐水性があるというものの、水が蒸発できないような環境で壁の中に詰め込まれたのでは、その良さを発揮できないのは間違いありません。

構造見学会などに足を運んで材料の特性をよくわかって使っている建築会社を選んでくださいね。

 

以上ゆちえるでした。

 

 

 

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yutieru

ただいま新築検討中の主婦、ゆちえるです。 主婦目線からの家を建てるのに必要な知識を皆様にお届けします。キャラクターは息子達が大好きな兎です。