こんにちは、ゆちえるです。
今回はちょっと変わった断熱材です。
そう、ズバリ羊毛です!
え、セーター?正直はじめてこの断熱材を知ったとき思った言葉です。
では、面白い断熱材羊毛について読んでみてください。
羊毛の断熱材ってなあに?
(参考:アイティエヌジャパン)
自然素材で羊毛というと、ウール100%なのかな~と思いがちですが、実は違います。
ウール100%のものもありますが、実はポリエステルと混ぜられている商品のほうが多いです。
また、この断熱材はリサイクルできるので、バージンウールを使っているものと、リサイクルウールを使っているものがあります。
こちらはアイティエヌジャパンの商品です。
御覧の通り、含有率が変わってきます。
羊毛が少ないから悪いということではなく、価格が安いことにももちろんメリットがあります。
よく商品を知ってから選んでくださいね。
また、その特徴としては、「自然素材」「耐久性」「防音性」「難燃性」「調湿性」などがあげられます。
羊毛というと虫に食べられそうなイメージもありますが、防虫剤も添加されているそうです。
また、ホルムアルデヒドを出さないのでシックハウスの方にも安心ですね。
「充填断熱工法」で使われます。
羊毛を使っているハウスメーカーは無いようです。
羊毛の性能は?
熱伝導率 : 羊毛 0.040 W/m・k
平成25年度 断熱基準をクリアする断熱材の厚さ (4~7地域) 壁 : 90mm
羊毛も意外と悪くない断熱性能ですね。
だいたいグラスウールと同じくらいです。
ただ、非常に高いです。
価格はグラスウールの1.5~2倍はするそうです。
輸入するぶん、輸送費がかかるようですね。
平成25年度の断熱基準の地域区分表はこちらです。
自分の家がどのくらい寒い地域なのか参考になると思います。
羊毛の断熱材を販売している会社
さて、羊毛の断熱材はどんな会社が販売しているのでしょうか?
主な会社を紹介しますね。
株式会社 コスモプロジェクト
東京に本社がある会社です。
住宅、商業施設等の音響映像設計・施工などもされているようです。
(参考:コスモプロジェクトHP)
株式会社 アイティエヌジャパン
奈良県にある会社です。
ITNグループのオーストラリア工場で作っている羊毛断熱材を販売しています。
(参考:アイティエヌジャパンHP)
いかがでしたでしょうか?
天然素材の材料は人気が高いですよね。
リサイクルしていけるというのも環境にやさしくていいと思います。
しかし、ネックになるのはやはりお値段だと思います。
断熱性能が普通な分、厚みが必要だと思うので、隙間にしっかり入れようとすると高くなりそうですよね。
調湿作用があるとはいえ、やはり断熱欠損がないようにしっかりと施工できる会社にお願いしないと結露が出そうで心配です。
お値段さえなんとかなれば羊がかわいいのでぜひ使ってみたい材料です。
ぜひ検討してみてくださいね。
以上ゆちえるでした。
yutieru
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